のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

ファンタジックに泥臭く荒野をゆく旅、2024年5月中旬。

今年9作目。

 

旅のラゴス 筒井道隆 著


 

  今まで意識したことがなかったけれど、多分私は旅物語を読むことが苦手で、だからすごく時間がかかってしまった。

 

 ラゴス、という男性が長い時間をかけて、とある目的のために諸国をめぐる話(SF)である。SFなので現実世界とは異なる世界を旅しているわけで、そうすると常識とか日常が当然異なる。何が違っていて何が同じなのかは読みながら徐々に見えてくる。
 キノの旅とか好きな人は好きだと思う。

 

 私も面白く読んだ。骨太の、良作。
 この著者の本をもう少し読んでみようかなと思いました(多分昔「七瀬再び」「時をかける少女」は読んだ…)