今年27作目、「サンドの女 三人屋」 原田ひ香 著
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前回読んだ「三人屋」の続編。
相変わらずちょっと薄暗い、閉塞的な感じがするけれど筆力でぐんぐん読める。続編の方がやや明るい、かな。
男性陣が相変わらず頼りない感じで、まあ多分それを狙って書かれているとは思うんだけれども歯がゆい。シャンとせい、という感じか。一番かっこいいのはもうダントツで加納君のおじいちゃんな気がする。あと理人くんのお義父さん。
次女のまひるさんのキャラクターが一作目からすると若干変わった感じもする。それは年月を重ねたせいかもしれないけれど、他の二人とどうしても比べてしまうので少し違和感。
明るくてくだらないことで悩んだりしている男性陣にひっぱられて、女性陣(プラス理人くん)が明るい方へ進んでいってくれるといいなと思いました。
来年は、この人の本を他にもいろいろ読んでみたいと思います。