のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

先の見えない未来に幸多かれと願う、2023年12月あたま。

今年の26作目。

「三人屋」 原田ひ香 著

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商店街のほぼ中央、朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック、という朝・昼・晩で業態がガラリと変わるお店に関わる人々のお話。

 

 さすがの筆力、一気に読めた。

 

 周囲の人々の声を借りて、三姉妹が光る。

 本当は一人ひとりが光っているのに、誰も自分の光に気づけず市井を生きている。そんな話だった。

 だったのだけど、暗い。三姉妹が抱えていることがいろいろ複雑なので重い。あと古い商店街の話でもあるため、閉塞的な感じもする。

 思ったような明るい話ではなかったけれど、続編があるようなので読んでみたい。 

 あと、出てくるご飯が全部おいしそう。続編のご飯も気になります。

 

 三人とも前向きに、仲良く、幸せになってほしいなあ。