…なんだか冬眠しそうだった…あぶなかった…。
お久しぶりです。1月後半寒かったですね。できたら冬眠したかったんですが、年明けからいきなりアクセルべた踏みみたいなスケジュールで、寒さで冬眠しそうだった私を周囲が鞭打つ感じで忙殺され、結局冬眠は叶いませんでした。無念。(?)
出張も多くて、だからこそかもしれませんが移動時間とか待ち時間とかに読書しました。
今回3冊。今年の2作目~4作目です。
疲れた人に夜食を届ける出前店 中山有香里 著
レシピシリーズ?の第2弾。マンガです。タイトル通りの超短編がいっぱい。
料理超初心者でも大丈夫なレシピが満載なので、4月から初めて一人暮らしをする人とかにプレゼントとして渡すといいな(そんな知り合いはいないが)、とすごく思いました。
ストーリー的には1作目が断然好きなんですが、こちらの方がいいな、って人もいそう。
|
神のダイスを見上げて 知念実希人 著
知念さんの作品第3弾。
地球に隕石が衝突する、その前に姉を殺した犯人を殺す。と復讐に燃える男子高校生が主人公。
面白かったか、と言われると面白かった。けど、私には合わなかった。
なんだろうか、若い。文章がなのか主人公が、なのかわからないけれど(多分前者)、若くてなんだかちょっと二次小説読んでる気分になった。イミテーションな感じというか…なんだろう、ちゃんと文章で伝えているのに目の前にその光景と臨場感が広がらないところが多々ある。知らない世界を想像して書いてみました、的な感じがどうしても残ってそれが違和感だったかも。
合わなかった…残念である。でも「一秒のカルテ」は面白かったので、これにめげずまた読もうと思う。
|
古本食堂 原田ひ香 著
今年はまだ始まって一か月だが、現時点で今年一番のヒットである。
原田ひ香さんと言えば著書「三千円の使いかた」がものすごく宣伝されていて、それはもうあっちもこっちも手あたり次第ってほどで、帯も凄く煽っていて正直(はい深呼吸ー)
手に取る気になれなかった本の著者である(←こら)。
それがドラマ「一橋桐子(76)の犯罪日記」を母が録画をしてまで観ていたのを横目で見て、ちょっと「あれ?面白いかも?」と思いなおし(主演の松坂慶子さんが本当にキュートで愛らしかった)、同僚の読書家の人に「面白かったよ」って今回の著書を薦められて読んでみた。読んだ。
食わず嫌いでごめん。
面白かった。最初の1ページでもう面白いってわかった。
|
死んだ兄の店である、東京の古本屋を相続した妹と、親戚の大学院生の女の子のお話。
年を重ねても自分の人生を生きるって悩むし大変だしいろいろ問題が起こるんだよな、って思いました。それでもみんなやがてちゃんと前を向いて「なんとかしよう」って思っているのがとても良いと思いました。じんわり「がんばろ」って思える本でした。
読んでよかった。