4月の頭、丁度繁忙期の合間、仕事がちょっと途切れたときに休みを取って初日に行きました。藤城清治展。
チケット売り場のところでとりあえず特定医療費受給者証と職場でもらった割引券を出してどちらがお得か聞くことを忘れない私。ぬかりなし。
職場でもらった割引券が良い、と言われたので支払っていざ受付へ向かおうと数歩進んだところでチケット売り場のお姉さんが慌てて呼び止めてくれて、
「すみません、やっぱりこっち(特定医療費受給者証)がお得でした!」とチケットを代えてくれ、返金してもらいました。ちょっとぬかった。私も調べてくるべきだった。でも数百円に気づいて追いかけてきてくれて嬉しかったです。
そして、観てきた。
わー。
わー。
今プロジェクションマッピングとか、アートアクアリウムとかチームラボさんとかいろいろあってそれはそれで美しいなあ、確かにインスタ映えるだろうなあとか思うけれど、
私が求めている光と影はこれだな、と思いました。
ファンタジーの中に素朴さとノスタルジーと優しさと美しさがあって私の生活と地続きに繋がっている感じ。手を差し伸ばせば、向こう側の猫やウサギや赤鬼やこびとたちがしっかり取ってくれそうな感じ。
大作の版画が2023年の作品、つまり御年99歳の作品だったりすることに驚かされると同時にその力強さと美しさに励まされる。
お近くの方はぜひ。
お近くでない方も足を延ばしてぜひ。
あと、泣いた赤鬼の上映があっていて、最初から最後まで観たのですが、細部の作りこみが美しく、日本語も美しく、とても良かった。全体の雰囲気がすごく良い。
ちなみにショップでは(美術館のショップ大好きな人)、ポチ袋・シール・絵葉書・卓上カレンダー・ケロヨンのファイルを購入しました。散財。
心が洗われた。
レジの前に美術館とカフェのショップカードが置いてあったのでいただいて帰りました。
帰りの電車の中、ショップカードを見ながら、
東京に行く機会があったらいつかここ↓にも行きたいなあ、と思いました。
良い旅でした。