のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

思わぬところでお姫様扱いされた話、2022年5月中旬。

 大体土日も仕事で強制的に呼び出されるような職場なので、平日に休みがもらえることなんてほぼない。そのほぼないような休暇が平日にもらえてしまいました。

 というわけで、九州国立博物館に行ってきました。北斎展。

 

 せっかく行くならば、ちょっと興味がある、と言っていたママも連れていこう、それならば車で行こう、車だったらちょっと寄り道もできるなアウトレットにも行こう

 

 となり(理路整然)、ママと共に向かいました。えー、今年の目標である「買い控え」については返答を差し控えさせていただきたい。

 朝、私の車、私の運転で出かけ、お昼前に到着。HPを見て、特定医療費受給者証を見せると駐車場や観覧料が無料になることを知る。

 駐車場では警備員さんに受給者証を見せると、その時間帯で最も入口に近い駐車場に誘導されました。なんと。

 腰痛持ちのママが喜んでいた。

 チケット売り場に並んで「大人2枚なんですが一人がこれで…」と受給者証を出すと私だけでなく、付き添いとして一人まで無料と説明を受け、二人で楽しく北斎展を観ることができました(6月12日まで)。

 見知らぬ人に優しくされると気持ちが優しくなる。病気いろいろ大変だけど頑張ろう。お土産も買っちゃおう。

 北斎展は大変にぎわっていました。やっぱすごいなと思う。版木を火鉢や煙草盆リユースしているものも展示されていたのだけど、すごいの北斎だけじゃない。職人さんたちの矜持が見えた。銅版画に触発されて銅版画に寄せた木版画を作っているのも展示されているのだけど、すごい。木版でできるんだな銅版画って、と思った。なんかもう素人目にもわかる凄さを見せつけられる。北斎曰く、七十歳超えたくらいから何だかちゃんとしたものが描けるくらいにはなったので、八十六歳くらいになったら上手くなるし、九十歳くらいになったら達人だし、百歳になったら多分神の領域。とかって言ってて全く尊敬しかない。人として私もかくありたい。

 一日一枚のお獅子の絵「日新除魔図」が大層かわいかった。お獅子ってばイカツイ顔してるのに、あんなにいっぱい並べられるとかわいらしく見える…(カワイイ)。

 「桜に鷲図」の鷲が勝ち誇った顔をしている(カワイイ)。

 

 一瞬を切り取って絵にする、ってすごいなあ。

 大胆な構図もすごいなあ。

 なんかもういろいろ職人さんたちも含めてすごいなあ。

 

 でした。絵葉書購入。

 そしてアウトレットへ。平日はいいな!そしてアウトレット安いな!

 私は靴を、ママは60%オフのお洋服を「二着買ったらさらに10%オフ」と言われて2着購入し、サンダルを半額で買っていました。

 そして帰宅。もちろん運転は私。ママ超ご機嫌。

 

 あっ、待って今気づいたけども、これお姫様扱いされたのむしろ私じゃなくてママじゃない?!