最初はさ、タイトルをさ、「みんな大好きブルーバックス」ってしてたんだけど、いやちょっと待って電車やバスの中で誰か読んでいるか?って思ったときにそういえば遭遇したことはない。と、はっとしたのでタイトル変えてみました。
ちなみに私は「むずかしいむずかしい」とうんうん言いながら、ページをめくる手も行きつ戻りつを繰り返しつつ、たまに読んでいます。さらっと読んでる人もいるらしいんだよなすごいよな。ええと仕事にもちょっと関わるようなそんなこともないような。……いやそんなことなかった。やっぱり趣味。
というわけで、先日行ったジュンク堂さんで平積みになっていてウフフ、となって購入しました。そして出張の移動中にむさぼり読んでしまった。
疲労とはなにか 近藤一博 著
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「疲労感」と「疲労」が異なることから始まり、
「うつ病」「コロナ後遺症」にも言及していく。むしろそっちが本題。
それぞれの章の最後に「まとめ」がついているのがわかりやすかった。
ヘルペスウイルスがその生存戦略(ウイルスは非生物なのでこの言い方はちょっとおかしいのだけれど)のためにいろいろやりおる。
ウイルスと疲労のタッグにより脳に炎症、そして病的疲労。
たいへん。すごく大変。
将来的には本当に良い薬が現れそうで、すごく希望の持てる本だった。
すべてのうつ病がこれで治るとは思えないけれど、病的疲労を抱える世界中の人たちには超朗報である。
2023年の12月に上梓。すごいスピードだと思う。
研究は続く。
私は次の本(もしくは論文)を待ちたいと思う。