のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2017年5月、めちゃ飛び込みで舞台「23階の笑い」を観ていた。ごめん、私は笑いに疎いひと…

 舞台を観に行ったのです。

 いろいろあって、何か観に行こうかなと思ってローチケのサイトをいろいろ見て、
 どうしようかちょっと悩んで、公演日の4日前にコンビニでチケットをとってみた。

 そんで観てみた。

 そーだった。
 私舞台やミュージカルは好きなんだけど、アメリカンコメディーの笑いどころがよくわからないひとだった。
 というわけでそんな、
 代表的アメリカンコメディー大ヒット映画、ジムキャリー主演の「マスク」がギリギリ「まあ面白いんじゃない」レベルのひとの書いている感想だと思ってください。
 
 客層はほぼ女性、20代前半と、40代前半~50代前半が2:3くらいだったのではなかろうか。
 1階後列の2列は半分が空席。だけどホールが大きかったので舞台としては十分入っていると思いました。
 座席はあまりよくなかったのだけど、会場は超見やすくてとても驚きました。すごいなこの会場!観にくい席がどこにもないんじゃないかな。イイ会場☆

 で、舞台の内容ですが、私にはよくわからなかった。
 いや時代背景もわかるし、コメディー作る現場で実話で、ってこともわかるし、目の前で何が繰り広げられているかもわかるんだけど、

 あんまり笑えなかった。

 アメリカンコメディーの何が苦手かというと、他のコメディーと違って何者にも配慮がなされないことだ。一言でいうと「無礼講」なところ。そしてそれが暗黙の了解になっていること。

 私はどちらかというと人種や年齢や性別や思想などにある程度は配慮された笑いが好きなのです。
 まくしたてるようなセリフやいきなり発せられるヒステリックな大声(シャウト?)もあんまり。

 キャラクターが強調されることは舞台として良い、むしろ歓迎することなんだけど、今回の舞台は全体(2時間45分)のメリハリ(起承転結)が少なく、流れる音楽も短時間ぶつ切りでお客さんたちの感情を盛り上げる役には立っておらず。
 
 ああもったいない。もっと客層に合わせて変えられたのでは?いやいやでも海外原作ものだからいろいろ変更できない部分があったのかしら。
 と思いました。うーんうーん。タイトルに「笑い」って入っているのにな。

 役者のみなさんはとても頑張っていた。健闘を称えたい。
 アドリブ力は磨いたほうがよいと思う。(なにさま)
「~(←つまらないなどのマイナス用語)だと思うものを言って?」と投げかけられたとき、地方巡業だからといって地元の名産を言うのは印象としてよくないと思うので。
 しかも出された名産が安直。ネットですぐ調べられるんだからちょっと調べておくといいのに。
マイナスのところでそういうのを出されたとしても、それなら「おお何故そんなマイナーなものを知っている?」てなって好印象なのに。
 ざんねん。もう少し。


 面白いものを作るってむつかしいんだなあ。
 万城目学さんの「バビロン九朔」(←著者のデビュー前の生活が軸になった小説。何がどう面白いかよくわからなかった。)とかまで思い出した。

 どんまい。
 そういうこともある。

 そういうことだったので、おうちに帰ってママに
「今まで観たお芝居で面白かったやつ」の話をしたら面倒くさい顔をされました。ゴメンママ。

 今のところもう観劇の予定はないけれど、次に期待したい!