今年7作目
8月の御所グラウンド 万城目学 著
|
直木賞受賞作。短編が1つと中編が1つ、の構成。2つは場所が京都、という以外は特に共通点がないのだが、先の短編が中編の「枕」として機能しているのだろうなあという感じがしました。中編が本編か。
ひょんなことから真夏の京都で早朝草野球をやることになった主人公(大学生)が主人公。
これ以上書いてしまうともうネタバレになりそうなので書かない。
あえて、このお話を一言で言うならば、浅田次郎系万城目学。という感じ(伝わるはず)。
ろうそくの炎を、空のシャボン玉をどうか消えませんように壊れませんようにと祈るようなお話でした。
……うん、直木賞。
オススメです。