し、しごとがおわらない…(通常運転)。
何だろうかやってもやっても終わらなくてもはや悪夢状態。仕事がどんどん舞い込むのはありがたいことなのかもしれないが、頼むから他の人に振り分けてください…。とりあえずお盆休みの前にあと2回出張…(遠い目)。
さて、気を取り直して。
19作目です。
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ただいま神様当番 青山美智子 著
ある朝起きたら腕に「神様当番」と書かれていて、神様(おじいちゃん)の「お願い」を1つ叶えないと当番が終わらない…という主人公5人のオムニバスストーリー。
最近著者の「赤と青とエスキース」が話題になりました。
でも私はこの「神様当番」の方が話も書き方もやわらかく丸い感じがして好きだった。
大学の先生の話と社長の話が個人的によかった。
さらりと読める幸福感あふれる物語でした。おすすめ。
そして20作目。
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残月記 小田雅久仁 著
初読みの作家さんです。異様な「月」をモチーフにした短編(と中編)3作。ダークファンタジー。
そんなに厚い本でもないのに、内容が濃密というか、圧縮されていたものが読むとぼいーんと広がる感じで、読むのに思った以上に時間がかかった。そして私は読むのにとてもエネルギーを必要とした。世界を構築し、主人公の置かれた立場を理解し隣に立つ、というのがちょっと大変。
3作に通じているのは、「異様な月」と「突如世界に突き放される主人公」というところかなと思う。面白い。面白いけど読む人を選びそう。
もう少ししたらお盆休みなので、今月中にあと数冊読みたいなー。