のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2022年8月上旬、寒暖差の激しい2作品を読む。

し、しごとがおわらない…(通常運転)。

何だろうかやってもやっても終わらなくてもはや悪夢状態。仕事がどんどん舞い込むのはありがたいことなのかもしれないが、頼むから他の人に振り分けてください…。とりあえずお盆休みの前にあと2回出張…(遠い目)。

 

 さて、気を取り直して。

 19作目です。

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ただいま神様当番 (宝島社文庫) [ 青山 美智子 ]
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ただいま神様当番 青山美智子 著

ある朝起きたら腕に「神様当番」と書かれていて、神様(おじいちゃん)の「お願い」を1つ叶えないと当番が終わらない…という主人公5人のオムニバスストーリー。

 

最近著者の「赤と青とエスキース」が話題になりました。

でも私はこの「神様当番」の方が話も書き方もやわらかく丸い感じがして好きだった。

大学の先生の話と社長の話が個人的によかった。

さらりと読める幸福感あふれる物語でした。おすすめ。

 

そして20作目。

 

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残月記 [ 小田雅久仁 ]
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 残月記 小田雅久仁 著

 初読みの作家さんです。異様な「月」をモチーフにした短編(と中編)3作。ダークファンタジー

そんなに厚い本でもないのに、内容が濃密というか、圧縮されていたものが読むとぼいーんと広がる感じで、読むのに思った以上に時間がかかった。そして私は読むのにとてもエネルギーを必要とした。世界を構築し、主人公の置かれた立場を理解し隣に立つ、というのがちょっと大変。

 3作に通じているのは、「異様な月」と「突如世界に突き放される主人公」というところかなと思う。面白い。面白いけど読む人を選びそう。

 

 もう少ししたらお盆休みなので、今月中にあと数冊読みたいなー。