のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

何が正しいのか、2023年10月下旬。

ところで旅行とか行ってたのしーとかやっていたら血液検査で「鉄欠乏性貧血」だってこともわかり、鉄剤飲み始めました。ごきげんよう…全然自覚がなかったのですが、貧血って言われたら貧血っぽい気持ちになりますね。なんか…なんかちょっと疲れやすい気がしてた…みたいな…アハハウフフ。

 

さて。

今年の24作目。

木挽町のあだ討ち 永井紗耶子 著

ご存じ直木賞山本周五郎賞ダブル受賞作です。 

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木挽町のあだ討ち [ 永井 紗耶子 ]
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木挽町で、ひとつのあだ討ちがあった。

それから2年後、そのあだ討ちについて訪ねてまわる侍が一人。

事件を見た人々が語る「あだ討ち」と自身の過去。

 

 ダークさのない人情もの「藪の中(芥川龍之介 著)」という感じ。

さすがの面白さ。ラストが少し緩めかなと思うけれど総じて良い。

 いろんな人の昔語りがいくつもあるので、1冊で4度くらい美味しい気持ちになる。

 仇討ちを見事成した菊之助に、彼らは一体何をみたのか。

 

 今年読んだ面白かった本のベスト3に入る感じでした。

 またこの人の本を読もうと思う。