のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2020年11月、駆け込み読書の秋。

読書の秋でした。というわけでこの秋に読んだ本を(仕事用以外)メモしてみます。

 

1.NHKがドラマ化しそう!久々に泣いた小説

ライオンのおやつ 小川糸

食堂かたつむり」「ツバキ文具店」「つるかめ助産院」 の人の本。

何だかぼやんとした話を書く人だなあと思っていたのだけど、この「ライオンのおやつ」が一番刺さった。NHKがドラマにしそう。

 海の見えるホスピスに入院した主人公(女性)のお話。本には書かれていないけれど、この主人公がこの場所にたどり着くまでに一人で乗り越えた数々を想ってついうっかり泣いてしまった。しまった。

 私だけのランキング「泣いてしまった小説」にランクインしてしまった。ちなみに他のランクインは、

 東京タワー(リリーフランキー著)と、あん(ドリアン助川著)です。

 

2.ほのぼの路線が読みたい人に。

いちねんかん 畠中恵

 疲れているときには悲劇とかホラーとか冒険活劇とかはちょっと無理なのでこういうのを読む。いい。滋味深い。

 もはや惰性で読んでる「しゃばけ」シリーズ。読むたびに思っているのだが、このお話が全部「病弱で寝たきりの若旦那」が、何だか冷たい女中さんだけが世話だけをしにやってくる「離れ」で「こうだったらいいな」と寝床で考えているお話とかだったらもうめちゃくちゃ悲しくないか、と思って、勝手に一人でせつない(←思い込みが激しい)。

 

3.新シリーズですってよ!

 きたきた捕物帖 宮部みゆき

 中編集。私的にハズレのない作家さん(重たいものはアレだけど)。シリーズになるみたいで今からまだまだいろいろありそう。

 江戸中期、ぶんこや北一くんの捕り物帖スタートです。軽めの時代物がお好きな方にお勧めです。

 

4.手塚治虫の賞とったやつ

 ニュクスの角灯 高浜寛

 今まだ途中なんだけども。マンガです。すごい興味のある時代背景なので読み始めました。出てくる小物がカワイイ。主人公が二人?なので(しかも別々の場所にいる)、ちょっとお話が分散されてる感じがしているのですが、これちゃんとハッピーエンドだといいなあと…思います。まだ途中。ゆっくり読む。

 

 今から読むやつ

・流浪の月 凪良ゆう ・・・本屋大賞。既読の人に面白いか聞いたら微妙な反応をされました。なんかロリコンの男の人(元誘拐犯)の話らしい…これだけ聞いて読むのやめたりしないでねと言われたので12月あたりから読む。

 以前この著者の「神様のビオトープ」というのを読んでいるのだけども内容をサッパリ覚えていなくて(うろ頭)、今アマゾンで検索しあらすじを読んでぼんやり思い出し…これも途中でロリコンの男の人が出てきてなかったか…?と思っています。手に取るまでがなかなか…ちょっと取っ掛かりをがんばる。

 

・この本を盗む者は 深緑野分 ・・・こちらはすごい読書家のひとに手放しでオススメされた。以前この著者の「ベルリンは晴れているか」を読んでいるのだけれども、これはアレだな…読む人を選ぶ。読み応えはあったけどもあまり読後感はよくない。好きかと聞かれると好きじゃない。そしたら「あれとはまた全然違うよ!」と言われ強く背中をおされました。読みます。

 

 というわけで、遅ればせながら私の「読書の秋」でしたー。