のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

占いで「死を想え」って出たから読んだわけではない2021年2月上旬

 最近よく友人から占いの話を聞くなあ年の初めだからかなあと思っていたのですが、最近テレビ番組とかで流行っているんだよ知らないのと妹に言われて昨今のブームに気づきました。へぇー。知らなかった。世が不穏だからかな。感染の収束時期を占ってたりするかな。うふふ。

ちなみに昨年末にも同様なことが起きており、

「最近書籍の中に『東大生の~』って多くないですか???あとこの著者名Quiz〇〇〇〇Kって誰ですか??」て聞いたら超驚かれた。売れてるらしい。知らない間にクイズ番組も流行ってた。ゴールデンタイムと言われている時間帯にテレビ見てない族です。なぜならしごとからかえってきてないからです(おぅ)。

 流行の波にのってみんなサーフィンしてる冬の海を海岸から「たいへんそうだなー」と思いながら見ている気持ちです(伝わらない)。

 

 さて。先週読了の本です。ノンフィクション。

「エンド・オブ・ライフ 佐々涼子 著」

(あらすじ)在宅医療を専門とする京都の診療所に勤務し多くの患者を看取ってきた看護師の友人が病を得る。「看取りのプロフェッショナル」である友人の自身の最期への向き合い方は意外なものだった。残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。 在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、 彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、 7年間にわたって見つめてきた在宅での終末医療の現場を描く。 (集英社インターナショナル 書籍情報より一部抜粋)

 

 この本を読んでいたときに、友人が送ってきた某星占いが「死を想え」で「まさしく今思っているよ」と思ったところでした。

 心が元気な時に読む必要がある。死は唐突で理不尽できれいごとではない。

 もし私が、もし家族が、もし友人が、はもしもでは終わらないことを私は知っている。それを知っているからこそつらくていろいろとオープンハートで読めない。とても抱えられないけれど、抱えなければならないときがいつかくる。

 その欠片をちらりと覗き見た気持ちです。泣くとか感動するとかいろいろ書かれているけれど、なんか、内容は全然そんなんじゃないと思う。良書でした。