今年の8冊目と9冊目はエッセイです。
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やりたいことは二度寝だけ
二度寝とは遠くにありて想うもの
いずれも津村記久子 著
です。初読みの芥川賞作家さんです。かなり短めのエッセイのため(雑誌連載をまとめたもの)、ちょこちょこ読めるのが良く、すっと入ってくる感じの文章が心地よいです。
2冊目の「二度寝とは~」を立ち読みして、それがたまたま30ページにある「いじめ」と「パワハラ」に言及している箇所で、それがものすごく良かった。
いじめをしている人はいじめている相手に依存している、それが一体どういうことなのかをわかりやすく分析した文章のあと「これをおそらくは不幸という」と締められている。
とても腑に落ちる文章で即購入した。ぜひ読んでみてほしいと思う。
あと「正しい死に方なんて誰も知らない」もよかった。ビビり隊私も入りたい。
1冊目は「数珠のようなものと弟」がすごく良かった。
もう少しこの人が書いたものをいろいろ読んでみようと思いました。
読んでよかった。