フォーエバープラッドを観てきました。
19時開演だったので、三十分前に着くように行ったのですが、まあ
それらしき人々に遭わない。そりゃもう不安になるくらい会わない。
私はまた時間を間違えたか…(ブエノスアイレス午前零時で時間を間違えて早く到着した過去あり)と猛烈な不安に襲われたが、現場に到着したらそんなことなかった。わんさかいた。
開場とほぼ同時に中に入り、グッズの列に並ぶ…ってどう考えてもここでグッズ売るのは無理あるやろ、みたいな狭いホワイエ・・・(会場のレンタルの都合だということは借りたことあるからわかっているけども)。まるで長崎くんち(という祭りだ)の龍のようにうねる列・・・。
開演10分前にようやくパンフをゲットし、ホール内へ。
端っこの端っこだけど前から5列目でウフフアハハとなる。
ちょっと遅れて開演。
ストーリーは、昼間は別の仕事をやっている4人組のコーラスグループ。フランシス(川平さん)・ジンクス(長野さん)・スパーキー(松岡さん)・スマッジ(鈴木さん)。
あるとき、交通事故がおきてしまう。女子高のスクールバスとの衝突。スクールバスの乗員は全員無事だったが、ぶつかったコンバーチブルの4人は全員即死。
しかし、何の神様の気まぐれか、その4人が一夜だけ、2016年にタイムスリップし蘇ってしまう。
最後に、この地上で、やり残した自分たちのステージを・・・!
みたいな。
もーずーっと歌いっぱなし。
4人がみんなピュアで、歌にステージに一生懸命でとてもほほえましい。
フランシスがホントにリーダーで、みんなをなだめて励ましてマイクに向かわせて。
スパーキーは隙あらば全部の視線を自分に向けさせたい、というヤンチャな感じが、多分松岡さん本人にも重なるのではと思った。あたりまえだけどホントに声が伸びる。うまい。
ジンクスは真面目。熱い気持ちがあるのにきちんと伝えなければ、という気持ちも強いから鼻血を出してる。昨日も書いたけど、一つ一つの動きが軽くて、簡単なターンとかがステキにきまっている。きっちり着ているはずのジャケットが、一人だけターンをきめたらふわっとするよ・・・。横顔もステキ・・・。ホントにキレイなひとだなあ・・・(ほれぼれ)。笑顔にめろめろ。
スマッジは人見知り。うまく喋れないからすぐ落ち込んで帰ろうとするんだけど、好きな歌のことになったら饒舌。鈴木さんはピアノ弾いたり音域の広い曲を軽々と歌って見せたり、間のとり方も絶妙で、なんて多才なひとだろうと思った。
そんな素敵な、歌が大好きだった4人は、道半ばで亡くなっている。
最後、「まだ終わりたくない」と悲痛な声に、
「僕たちはこれを終わらせなきゃ。また、いつか戻ってこれるかもしれないしさ」
と、フランシスが励ますシーンがよかった。
ああ、良いステージだったね。
そう、私達も、そして彼らも思えることがこの舞台のステキなところだろう。
いい舞台でした。私の周囲はノリもとてもよかったw
でも私の周囲で
「ブリジストンのタイヤしか使ったことのない(開場がブリジストン所有ホールだから)、ちょっとピアノをかじったことのあるひと!手を挙げて」で挙げたひとがいなかったよ・・・。
「だいじょうぶ、僕でも弾けるから!」で弾いて見せたナガノさんが可愛らしかった。一本指で弾いてたよ・・・ww
明日はパンフをじっくり読もうっと。