忘年会もなんもかも放り投げてお休みとって
北九州へ舞台を観に行ってきましたー!
ファンクラブでとったチケットは第二希望に振り替えられ、しかも三階席でもう自分のチケ運のなさを泣いたらいいのか笑ったらいいのかわからんなと思いつつ、どうせ行くなら観れるだけ観る!
(「ブエノスアイレス午前零時」で何故1公演しかとらなかったばかばか自分!と思ったから)
と思い、3公演観た。ハイ笑うとこよここは。そこ悲しげな顔でモニターを見ない!同情はいらねえ!
韓国の小さな島の理髪店のお話でした。ただそれは戦時下で。
足が悪い長女、冬子(お店の手伝い)
教師である次女、秋子。
歌手を目指す三女、夏子。
教員になりたかった四女、春子。
冬子が求婚を断り続けていたのは、彼の愛ではない、同情や負い目がちゃんと見えていたからだろうなと思いました。
秋子は・・・すごいなあ…いろんなものに板挟みだったのを力技でひっくり返した感じか。
夏子は真のムードメーカーだった。重苦しい空気をたった一言で明るく変えてしまう素敵な人だった。
春子はずっと明るい未来の話をしてた。だからきっと末っ子が「春」子だったのだ。
みんなが言う「戦争が終わったら…」というささやかな願いが胸にしみる。
個人的には終戦後に誰に看取られることもなく秋に静かに逝ってしまったあの子がせつない。
自分の春はもう来ないということに絶望したのだったら本当に哀れだ。
そして麻美さんは本当にすごいなあ・・・(再確認)。
長女役の西田さんは・・・美人だ…あの足で動き回るのすっごい大変だったろうなあ。すごい。
次女役の臼田さんはなんかこう、私の目から見ても若い先生、って感じ…(伝われ)
三女役の村川さんはスタイルが良くって芸達者で素敵でした。
四女役の伊藤さんはすごいな。めちゃ小さな人なんだなあ。そんでものすごく良い声をしていると思う。声だけで喜怒哀楽が表現できちゃう。すごい人…私はすごい人を観たのでは?
総括としては…なんだろう、主軸はすごく重たいのに、吉本新喜劇のシリアス版みたいな感じだった(伝わらない)。笑いの絶えない感じ。主軸の重さを吹っ飛ばすためにはあのくらい振り切れた笑いでないとダメだったのだろうなと思う。
個人的には、冬子さんの手をつかんで
「冬ちゃんはそれでいいの?」って言っちゃう萬石さん(森田さん)に、どの口が言うか!でも好き!てなった。
あと、抱っこしている赤ちゃんの頭を支える手のぎこちなさ・・・すき(何でもいいのか)
地図の説明で、一日目にはなかった
「この辺が北九州」って入れてくれたのが嬉しい。
良い舞台でした。
個人的にはパンフレットでまたブエノスアイレス熱がちょっと上がってます(笑)