のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

押しが強いと引いてしまう、2023年8月中旬。

 今年の夏休みはいつもより長いぞーう!と喜んでいたのもつかの間、あまりの暑さにエアコンの効いた部屋でごろんごろんしながらアイス食べていたら休みが終わりました。なんだろう、知ってはいたけれど、私というニンゲンは、一人で全く問題なく、しかもある程度長期間ごきげんに過ごせる人なんだな、と再認識しました。アイスおいしかった。

 

 そんなわけで、その休みの期間に読んだ19冊目です。

 


 

 本を守ろうとする猫の話 夏川草介 著

 

 両親亡き後、古書店を営む祖父と共に暮らしていた高校生の主人公。その祖父が突然逝去。心の整理のつかない彼の前に突然言葉を話すトラネコが現れて…

 という話。

 

 ファンタジー小説なのだけれど、本がいかにヒトにとって大切なものなのか、また、大切にせねばならぬものなのか、ということを、言いたいんだろうなあという…ちょっと押しが強い感じというか、力み過ぎてる感じがしました。小説の内容よりもそっちに気持ちが持っていかれてしまう感じが…。面白いけど面白いけど!最後まで面白く読んだけども!そしてその「本に対する気持ち」はとてもよくわかるのだけれど!

  

「この本を盗む者は(深緑野分 著)」を少し思い出しました。

 ちょっと似てる。と思いました。