のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

自分でない誰かのための純粋で切実な祈りあるいは願い、2024年4月あたま。

今年7作目

8月の御所グラウンド 万城目学 著

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八月の御所グラウンド [ 万城目 学 ]
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直木賞受賞作。短編が1つと中編が1つ、の構成。2つは場所が京都、という以外は特に共通点がないのだが、先の短編が中編の「枕」として機能しているのだろうなあという感じがしました。中編が本編か。
 ひょんなことから真夏の京都で早朝草野球をやることになった主人公(大学生)が主人公。
 これ以上書いてしまうともうネタバレになりそうなので書かない。
あえて、このお話を一言で言うならば、浅田次郎万城目学。という感じ(伝わるはず)。
ろうそくの炎を、空のシャボン玉をどうか消えませんように壊れませんようにと祈るようなお話でした。

 

 ……うん、直木賞

 

 オススメです。

まるくてふわふわでカメラ目線、2024年3月末

今週のお題「あんこ」

 

繁忙期一旦明けましておめでとうございます。やったー。

しかし「一旦」なのである。次が始まるのである。いやだ。わたしはだらだらしたい。

 

というわけで、繁忙期明けたので1日休みを取って行ってきました。

今、長沢芦雪展がかかっているのであった。そして「特定医療費受給者証」を持っているためタダなのであった。田舎住みだからどこに行くにも遠いのと、感染症に弱いのと、なかなか体力が戻ってきていない私にとって、これはとてもよいもの。お出かけするための「最後の一押し」「最初の一歩」になる。ありがたいありがたい。これで浮いたお金は周囲に還元させるね!あと募金に回すね!

 というわけで、小雨が降ったり止んだりする中、長沢芦雪を観てきました。平日朝の10時前に到着したのが功を奏し、太宰府天満宮もゆっくりお参りし(今の仮本殿初めて見たけどすごいな!屋根に木がはえとる!)、お隣の博物館も比較的ゆったり観ることができました。
 うんとー。
 全体的にいろいろ動物が(人も)まるくてふわふわでした。輪郭がはっきりしていないからそう見えるのだなあ、あと毛が一本一本書いてあるのもいいな。あとあと、なんか丸いのもいいな、そして目線がこっちを向いているものがなかなかに多くて良いなあ。というか墨がどのくらいの濃さでどのようににじんだりぼやけたりかすれたりするのかとかが完全に把握されてる感じでまさに圧巻。

 絵葉書3枚と栞を購入し、トラのキャンディーポーチはお見送り。1階のショップでさらに缶バッジのガチャを一回回したらトラが出た。イイ…一番欲しかったの出た…。スズメのキャンディーポーチがあったら間違いなく買っていた…ダメだ…ポーチはもうおうちに売るほどある…。

 

 そして外に出て太宰府天満宮の方へ戻ってきたら3倍くらいの混み具合になっていました。一気に人があふれ出た感じ。
 で、参道わきの「かさの家」さんで名物「梅が枝餅」を。
 実はこの「かさの家」さんは人気店なので、大体人が並んでいるのですが、並ぶのがイヤな私はすかさず近くのてぬぐいやさんに入り、奥へ。実はこのてぬぐいやさんの奥が「かさの家」さんの喫茶店になっていて、中で梅が枝餅食べられるしお土産用の梅が枝餅が注文できるつまり待たなくて良い。というわけで抹茶を飲みつつ梅が枝餅を食べつつお土産の梅が枝餅を待つ。10個入りを買っておうちでも食べて残りは冷凍するんだよー。

↑ ひとくち齧った後で「写真!」と思い出して撮りました。かじったところは隠したからわからないわからないうまいうまい。みんな大好き梅が枝餅。博多駅でも売ってるよ。

 あんこも餅も大好きなのに、それが両方なんて最高以外のなにものでもなかろうよ、なあミチザネ!ってなりました。

 その後美容院に寄って帰りました。
 また美術館とか博物館とか行こうーとなりました。

特別展示「日本刀の美」も観てきた。鐡道院短剣。うふふ。

 

 

既視感のある「身内の話」、2024年3月後半。

3月の繁忙期、まさかの延長戦突入です。大きめの仕事が持ち込まれた。
持ち込んだひとは「滑り込みセーフ!」って思っているけどこれアウトだからな!完全に期日過ぎてるからな!って思っている。
 というわけで、まだ繁忙期抜けきれません。ちっ。(Stop舌打ち)


さて、6冊目。

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うちらはマブダチ [ やまもとりえ ]
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うちらはマブダチ やまもとりえ 著 です。久々のマンガ。
 

 大阪の芸術大学で出会った仲間たちとの話。
 何にもなかった頃の何でもない話なんだけど、ここには笑いがあって、思い出があって、リスペクトがあって、何より愛がある。それはもうほとんど、何もかもがあるってことなんじゃないか。
 なんだろう、

 

 ああ、知ってる。

 

 この空気を私は知っている。と感じた。

 私も、生活するには少しだけ足りないような仕送りで生活をしてた大学時代がある。

 その代わり、好きなことを好きなだけ勉強できた。「すき」が同じひとたちと一緒に。

 それを空気ごと思い出させてくれる本だった。良かった。きっと続刊が出たら買うしドラマ化したら見るだろう。

 

 とてもいい本を読んだ。今年一冊目のマンガがこれでよかったなと思った。 

 

やっぱりこれは森田剛さんなんじゃないか、2024年3月中旬。

絶賛繁忙期なのに、1月退院以降検査結果が超低空飛行、薬が増えたり減ったりを繰り返していますごきげんよう。生きてます。繁忙期が終わらない。
 そんな中、

 今年の4、5冊目読了です。


 


 

コンビニ兄弟2と3 町田そのこ 著

 

ちなみに「コンビニ兄弟 1」の感想はこれです。あらすじなどはこちらでどうぞ。

simuramiori.hatenablog.com

 2の方はミツさん、3はツギさんの色が濃い感じです。でもそれ以外の人たちのキャラクターが強めなので、その濃さは1よりも薄まっている、ような気もする。ただ、1と同様、かなりライトに読めるし、根っからの悪人がいないのも良いなと思う。安心して読める。さて、ところでだ(唐突)。

 実写ドラマ化する場合、やっぱり毛玉兄貴は森田剛さんなんじゃないかと思うんですけどね。いかがですかね!
 映画化はないとおもうのですが実写ドラマ化はありそうなので言えるときに言っておこう根性。
 今後も「ああっ、これは!」と思ったらどしどし言っていく所存です。
 読むぞー!

 

2024年、この2カ月でできたこと、2024年3月上旬。

 えー繁忙期です。これが大体3月中旬まで続く。
 というわけで、今年の目標を見ながらこの2か月を振り返ろうと思います。

(1)本を25冊読む(月に2~3冊) → 1月は2冊読了。2月は2冊読了。今2冊を手元に抱えている。

(2)刺しゅうのペンダントを1月中に作る。 → できた!2月中旬までかかったけどできたよーみてー!黄色いほうのふちどり大失敗してるの見てー!

(9)募金する。→ ささやかですが、募金しました。

(10)英語学習の継続 → だいじょぶ!

 

 というわけで、完了項目は(2)と(9)の2つでした。募金は今後もやっていきたい。

 そして今、ワンピースの制作に取り掛かりはじめました。がんばるぞー。押忍。

ジャンパースカートを作ろうと思っている、2024年2月後半。

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」

仕事してピアノとダンスを習っていて、独学で英語を勉強していて、なかやまきんにくんさんの筋トレをやっていると、そりゃ「習慣にしたいこと」だってたんまりあるというものである。

 まずピアノ。これは基本的に練習の成果をレッスン時に先生に見て(聞いて?)いただいて、修正してもらう、という習い事であるのだ、ホントは。

 私ときたらもう練習をサボりにサボってもはや先生が「レッスンは練習時間だと思って」と言われちゃったりしてたりする。ダメだ、先生が匙をだいぶ遠くに投げた。ぽーいってした。

 というわけで練習をもう少しすべきだ。ちなみに今回レッスンとレッスンの間に練習を1回しかしてない。…ダメだ。私が先生なら怒る。

 2つめはダンス。ダンスは週1回、レッスンのときだけにしている。何故かというと一人では全然振付を思い出せないからである。ダメだ。音感もリズム感もあるのに致命的に記憶力がない。でも曲がかかると踊りだせる不思議。小脳反射で踊ってるのかもしれない。

 というわけで3つめ、ダンスと関連するかもしれない、なかやまきんに君先生の筋トレである。週2回配信されるのだが、現在週1回やっている。本当はできていない平日のレッスンをアーカイブ観て時間のあるときにやりたいのだが「いつでも観れる」という安心感から全く観ないまま、次のレッスン日がきてしまう、という繰り返しである。ダメだ。根っこがぐうたらすぎる。でもダンスのためにも筋トレはもう少し頑張りたいのだ。気持ちはあるんだ!(←遠吠え)

 さて4つめ。独学の英語は無理なくDuolingoをやっている。本当に無理なくやっているので、1日1~2レッスンくらいだ。時間にして10分に満たない。でもいいのだ。無理はしないのだ。「継続は力なり」って昔習った。これ以上増やしたら多分英語を嫌いになるのでもうこれでいい(開き直り)。

 

 まあそんなこんなであわあわしたまま日々が過ぎ去っていくわけだが、今新たに「3月の習慣にしたいこと」ができた。

 

 この春、もう少し暖かくなったら着る、ジャンパースカートを作りたい。

 

 1時間くらい時間があるときに少しずつ作っていけたらなと思っている。

 そんなわけで、さっきまであーでもないこーでもないと1人で型紙をトレーシングペーパーに写していた。写して切ったところで力つきた。さすがジャンパースカート、型紙も大きいし多い。そして大きいから書いてる途中でズレるズレる(←ものすごく不器用)。

 来週中には布を切るところまでやりたい。

  なんかいろいろできていないけれど、一か月くらいは頑張れるんじゃないかしらと思っています。

 一か月後、ご期待ください。

 

  

 

2024年2月後半、属性「武士」の女子、降臨。

今年の4作目です。

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成瀬は天下を取りにいく [ 宮島 未奈 ]
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成瀬は天下を取りにいく 宮島未奈 著

 

中学2年生の幼馴染、成瀬。彼女がまた変なことを言い出した。
「島崎。私はこの夏を西武にささげようと思う」

 

 たった一人の女子中学生の挑戦が始まる。

 

 成瀬さんを中心としたオムニバス短編集。
 あっはっは。思わず笑いだしたくなるお話だった。徹頭徹尾ただひたすら真面目な成瀬さんは爽快で痛快で大変良い。そして結果なぞ2の次3の次で、いくつになったって大事なのはその人の信念と行動だ、と思わせてくれる力のある本だった。

 成瀬さんは普通のおうちに生まれ、普通に成長している普通の女子中学生(高校生)なんだけど、その属性がなんというか「武士」だ。

 ただひたむきに、真面目に、まっすぐに物事に対峙する現代の武士の姿に、私たちは揺さぶられる。

 成瀬さんにはなれないけれど、私もいろいろとがんばりたい。

 そしてもしよければ続編が読みたい。いや、続編でなくとも、中学から高校までの間に相当のエピソードがきっとあると思っているので、その合間の話が読みたい。
 よろしくどうぞ。