今週のお題「鬼」
えー
私は毎年1月に1年の目標をざっくり決めています。6つくらい。
その直後に、他の人の日記で「目標を100個決めてみました!」というのを見て「あっ、私もそうしたらよかった!」と後悔しました。そんな1月です。もう2月ですけれども、もしかしたら自分も真似して100考えるかもしれません。100…いやごめん50くらいで。
というわけで、1月に決めた目標の1つを実行に移そうと試みた。本だ。本が捨てられないのだ。ただ、私は決めた。本棚に余白を!
で、小説やらマンガやら「これはもう長いこと読んでいない」というものを片っ端から取り出して、書店のブックカバーのついたものは外し、シリーズものは巻数を揃え、はてこれはどんな話だったかな、と
読みふける(お約束☆)
進捗状況を見に来たママに「全然片付いてないじゃないか」と叱られ(当然)、そして「しかしおまえは本に囲まれて本当に幸せそうだな!」と匙を投げられました。
そんな私が昨日読了したのがこれです。
「百器徒然袋-風ー」京極夏彦著 です。榎さん好き。
読んでいる最中ママが「それは…聖書か何かなのか」と恐る恐る尋ねてくる分厚さ。背表紙を下にして本が自立するよ☆
この作品は中篇3作が1冊にまとまったものですが、この最後の作品のテーマが「鬼」と「鬼の面」です。「鬼」を「祓う」ということで、登場人物はみんな節分の豆まきを思い出すのですが、榎さんだけは大晦日の追儺(ついな)の話をしていた、というエピソードなども。
いつものようにしっちゃかめっちゃかなんだけど、最後の最後に「あの」榎木津礼次郎がちょっとだけ優しいので好き。
読了したら続きがすごく読みたくなってうっかり買ってしまった。わかってる。
本末転倒です。
本来の目的忘れた。いや覚えてるけど抗えなかった。スマートライフへの道のりは遠い。ていねいな暮らしも持たない生活もはるか遠い桃源郷かガンダーラだった。いやガンダーラはダメだ、ガンダーラは玄奘三蔵が本経典を求めて向かったところだった。本を求めて旅立ってしまうのはダメだ。
しっちゃかめっちゃか。
とりあえず取り出した本をしばらく読み返します。もう自分自身に匙を投げた。そうこうしてたら注文した本がおうちにやってきて今度はそれを読むのだ。うふうふ。
あ、ダメだ。
果たして私は本を無事処分できるのか。いや大丈夫今年はまだ始まったばかり。しかしながら読書も始まったばかり…!ダメだダメな気しかしない。自分を全然信用できない!
えー
2021年、乞うご期待☆