のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きというだけの日記です。過去の観劇日記などもこちらに置いとく予定です。

2001年3月20日頃、私は「東京サンダンス」を観ていた。

 舞台観劇。
 一人で舞台観劇に行ってまいりました。IN福岡、メルパルクホール。平日昼間。学生生活最後のご褒美、兼贅沢、兼ワガママ。
 深夜まで本読んでて寝坊。起きたの朝6時50分。7時25分のJR特急に乗る予定だったので大慌て。転がるように飛び出し、タクシー拾いました。朝メシ抜きました。間に合ってホント良かったっす。

 で。観てきました「東京サンダンス」
 S席でなくA席。というわけでステージからは遠い2階席。6列しかない2階席の5列目中央。それでも会場が小さく、造りが良いために舞台はバッチリ観劇。もしかしたらすっごくイイ席だったかもしれない。……位置的には。でもねでもね。
 なんだかすっごく所在なかった…。何故かというと。

 ………あの…ワタシの列、私しか座ってないみたいなんですけど…。両隣ずらっと全席空席なんですけど?!
 最後列、つまりワタシの後ろの列には二人。ちなみに前列、およびそれより前の席はすべて満席なのに…。
 後半(ニ幕目)になったらワタシの隣りに若い二人連れのオンナノコがきましたけどね、それまでなんつーか…所在無くて。
 舞台だから、見上げ加減でセリフを言ったりするんすよね、みなさん。それが丁度この2階席最後列付近が目線(のような気がする)なのです。そうすっと……うああゴメンね、この列だけワタシしか座ってなくって!!という気分に…ハイなりました。

 以前あやさんが言ってました。
「コンサートに行って、客席がガラガラだと思わず自分が分裂してその空いた部分を埋めたくなる」と。
 まさしくその気分…。いや、客席は2階席4列目までは満席なんですけどね、けどね!!
 あと、ワタシの周囲だけガラガラだと、…さむい。体感的にさむい。空調ー寒いったら寒いのよー。結局途中でコートを羽織るワタシ。寒いけど誰にも言えない……だって2階席だから警備員さんとかいないんだもん…舞台関係者なんて一人も…あ、真後ろのブースに照明さんが…(←お仕事中です)。サイレントマイノリティー。

 で、舞台ですが。
 ストーリーはというと、'85の下北沢に住むミュージシャン志望のケイゾウ(イノハラさん)と俳優志望のコウジ(坂本さん)と小説家志望のオサム(長野さん)の友情(?)物語なんですけど。えっと説明が一言で終わっちゃうんですけど…。
 せつなかった……。えらいせつなかった…。うー隣りに座った女子高生(多分)うるせーよ、喋るんだったら外出ろよちくしょう、オマエらにゃわかんねえよ、と泣く。
 泥沼から這いあがろうとして必死でもがいてるんだけど、もがけばもがくほど沈んでいって、さらに頑張ると今度はどっちが進むべき方向なのか見失ったりして、泥を掻く手は、傷つけたくなかった人に当たって傷をつけ、自分から見ても他人から見ても「イヤな人間」になったりもして、その上、死ぬほどの後悔や自責の念、努力やあるともしれない才能は光にさらされることがない。それでも、もがかずにはいられない…ってそんなよーな話で。…わかんない説明でスマン。

 あーもーゴフク屋のワカダンナとコウジゲンバのオッチャンに泣かされたー…。
「なぐってくれ!」って言って土下座するラッキーと、「以蔵、やりたかったなあ…」って言ったコウジに。あとベタだと思ったが「卒業」にもな!にもな!(←観に行った人でないとわからない説明をしないでください)。
  福岡公演オーラスで、特別ゲストに脚本家の横内謙介さんが東京からいらしてました。白タキシードで。
作品よりも何よりもそのことを大絶賛するワタシはちょっと間違っているかもしれない。思ってたより背の高い人でした。
 今回主演のト兄さん達は、(ワタシの席がかなりステーージから遠かったせいもありますが)イイ意味にしろ悪い意味にしろ、あまりキラキラしくないカンジがしました。「旬の芸能人」とは思えない、ある意味「華がない」カンジ(←大暴言)。しかし、それがすごく良い舞台を作ったとワタシは思う。客席はファンばっかりだったけど、ワタシ自身は話を追うあまり、観てるうちに三人のファンだってことをすっかり忘れてしまいました(←ファンとして大間違い)。
 横内さんは来年新作を引っさげて、またト兄さんを使って舞台をやるそうです。来年…観に行けるかな…。

 追伸。
 スタンディングオベーションはやりすぎ…だと思ったのはワタシだけかい…?
 そして目がコウジを追ってしまうのは何故?
 そういえば、彼の骨格(というか背中というか)が好みだということに気がつきました。ヤベエ。