のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

全世界の人間、読め。2025年1月上旬

 せなけいこさんのおばけのランプが買えない…(再販になっている)

 カルディの福袋も買えなかった…

 

 と正月早々嘆いていたのですが、去年ずっと欲しかったニャッキのマスコットが買えました(セリア)。うれしー。
 ランプは予約しました。届くのを楽しみに待とうと思う。

 

 さて、今年の第一冊目です。

 82年生まれ、キム・ジヨン(チョ・ナムジュ 著)


 

 みんな読め。全世界の人間読め。

 薄いし、文庫本の四分の一は解説とか書評とかだから、本文だけで考えると内容の割に短編なんだ。小さい(文庫だし)し薄いのに重い。

 女性(十代だろうが八十代だろうが)はほぼ全員どこかしらに共感すると思うし、これを読んだ男性の話を純粋に聞いてみたいと思った。この本に書かれていること、マジだから。マジでこれだから!って言っちゃうな私な、たぶんな。

 この本が出版され、ヒットし、多くの人々が読んだことで、今まで大きな何者かに封じ込められていた日常に普通にあるジェンダー差別という忌事を発言しやすくなったのではないかととても思った。

 様々なことが、見事に言語化されていると思う。

 

 これは私の、そしてあなたの隣のひとの物語だ。

 

 今年の一冊目は、みんなに読んで欲しい一冊だった。