音楽が好きだ。
気になったらCDを買う。
スピッツさんの、どんなに幸せそうな曲を歌っても「幸せだったあの頃」みたくセピア色になっちゃう声とか、
Aikoさんの、えっ、次の音そこに飛ぶ?!と毎回新鮮な音運びとか(「初恋」がすき)、
椎名林檎さんの、あれだけダークサイドな詞を歌うのに小悪魔系の声とか(音楽の世界観もすき)(でも一番好きなのはともさかりえさんが歌う「カプチーノ」だったりする)、
Kingu Gnuさんの音楽と柔らかな声のミックスとか、
嵐さんのtruthとかも、入りから好きだな。
というわけで、今回もその流れで米津玄師さんの最新アルバム(DVD付)を購入。「地球儀」が入っているのと、他の曲も少しTVで聞いて「良いなあ」と思ったので。
というわけで近くの書店で購入。大きなブリキのケースに入っていて「?!」となる。落とさないようにしたい。
今車の中で聞いているのだけれど、濃縮未還元、という感じでちょ、ちょっと待ってとなっている。内容が濃すぎる。時間で薄めねば…となった。ちょっとこれベストアルバムだったっけ?と勘違いしそうになる。なにこれ。そして、作詞作曲して、自分で歌って踊ってイラストまで描いていると聞いて私は腰を抜かしそうです。
どの曲も音の上がり下がりの表現がすごくうまい。紙飛行機のように、花吹雪のように、紙風船のように、ものすごくナチュラルに飛び立つし降りそそぐ。
それでいてスピッツさんとはまた違う、陰のある声。モノトーンになる感じがいい。なんかよくわからないが、米津玄師さんというひとは繊細そうだけれども、すごく優しい人なのではないかと思わせる。すみませんファンじゃないからよく見たことはなくて声の感じからだけなんだけども。
私はただそれを聞くだけだけれど、これを聞けることは僥倖だなあと思う。
DVDもまるっとライブが入っている。実はまだ見ていなくて、聞いただけなのだけれど、こっちもイイ。
自分の中で消化するのにすごく時間が必要な気がするなあ、買ってよかったなあと思っています。よいかいものをしたー。
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