朝晩は冷えるけど、暑い日が続くなあと思っていたら15日から一気にキンモクセイの香りに世界が包まれています。もう空気の色が変わっちゃうんじゃないかって心配になるくらいの香り。田舎です。
あっちもこっちもほのかに香るため、朝食後に
「おなかいっぱいになったし、なんかいい匂いがするし、そろそろ寝ようかと思います」
と言ったら「このぐうたらめ!」と叱られました。
快適な気温でお腹いっぱいでこんなにいい香りがしていたら寝るのが正解な気がしたんだけどな。
というわけで、今日もいい匂いです。
さて、現在5冊くらいの本をちまちま読んでいる最中なのですが、それらの本をすりぬけ優先枠で読んだ一冊を。28作目。
よって、件のごとし 宮部みゆき 著
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中編3作。 どうやら新聞小説だったらしく、この話の続きを明日まで待たねばならなかった方々に心底同情した。ずっとハラハラしていた。
どれもこれも悲しみを纏った作品だが、
1作目のサイコロカワイイ。2作目は話し手がカワイイ(話は怖い)。 3作目は怖い。
宮部みゆきさんの本はハズレがないなあ…。次も楽しみ。
そして、どうやら書くのを忘れていたもう1冊。今年の27作目。(上記作品より前に読んだので)
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本が好きな王様の命令で、この世界の「変わった本」の話を集めて病床の王様に語る二人の男性…の語る「本の話」の本。
長い話もあり、短い話もあり(短い話が多めです)。
リーフレット的小話なので、隙間時間に読むにはよいかも。
人気者のお二人の本だから売れるだろうな、とは思うけど、コンセプトがよくわからず(←別に考えなくてもいいことにひっかかってるということはわかっているけども)、この本は…ってなるとこまでがセットなのかもしれないな、と思った。
なんにせよ、読書の秋です。