私が読書をするのは基本的には休日なのだが、この本は休日でなくもう一つの読書時間である「移動時間」と「移動した場所での待機時間」に読んでいる。ちなみに今回は2回の出張で読了(笑)。
というわけで、今年21作目です。
マスカレード・ゲーム 東野圭吾 著
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久々に読む東野圭吾さんの「マスカレード」シリーズ。このシリーズはこの作品で終わり、なのかな?終わり、でなくともこれでひと段落感がある。安定のクオリティー。
相変わらず主人公が脳内で木村拓哉さんに変換されるなあ。強いのは映画(観に行ってはいない飛行機内で観たような)(豪華な感じがよかった)自体のの印象か、木村拓哉さんの印象か。
関連のない3つの「殺人事件」、しかし数少ない共通点が似すぎていることから何らかの繋がりがあるのではないかと警察が考え始めた矢先、被疑者たちが続々とホテル「コルテシア東京」に集まり始める。次の殺人現場は再びコルテシア東京?
みたいな。
主人公の新田さんは完全に無意識にちょっと男性上位目線なとこがあるのでそういうのが癇に障るひとには向いていないかも。私基準で言うと、まあいい気持ちはしないけれど、こういう人いるよね、という感じかも。この後の人生で周囲の人々に矯正されまくっているといいなと思う。
推理小説はいつでも、物事を多角的に見ることを教えてくれるなあ。と思う。
推理小説、おもしろい。
山の日から夏休みなので、もう1冊くらい推理小説が読めるといいな。