6月ももう中旬。
5月末に観た「シン・ウルトラマン」を、たまにふと思い出す。
あの、変身のときの棒(ベーターカプセル?)の形した香水発売しないかな。ユニセックスで。スイッチ押したら点灯して香水ワンプッシュ分出る(下に)。買うけども。上から香水浴びるけども。高くてもいいから、欲しい。中身はイイヤツにしてね。もしくはそういう入れ替え用のケースでもいい。買うけども!(謎のアピール)
そんな「シン・ウルトラマン」後遺症。
そんな私は最初に出てくる禍威獣たちでめちゃテンションが上がったひとです。あー観たいもっといっぱい観たい。好奇心しかない(後遺症)。
さて読書です。15作目と16作目。
まず15作目。
「ボクはやっと認知症のことがわかった」長谷川和夫 猪熊律子 著
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仕事関連で調べものをしていて、勢い余った感じで読む。神経(広範囲調節系)を調べていたのに、思えばずいぶんと遠くへきてしまった…(←あるあるです)。
超高齢社会。数々の問題がまだまだ山積しているが、その山積みの問題解決の支柱を作った人、の一人長谷川先生。お年を召してもなお精力的に活動されており、全国各地を飛び回っていらした。いわゆる僻地と言われる場所にまで参じていらしたのは尊敬に値することだが、それはこの本には書かれていない。
この本もその活動の一環なのだ。
「いま」という時間を大切に生きる。生きているうちが花とそう思いながら社会や人さまのお役に立てることを、自分ができる範囲でやっていきたい。
というようなことを語られている(当時おそらく90歳)。
これからのこの国で、誰もが安らかな生活を送れることをただひたすら祈っておられる。頭が下がる。かくありたい。
そして祈るだけでなく、方向性をきちんと示してくださっている。社会全体で、どう受け止め、受け入れ、みんなでハッピーに暮らしていくか。それが今後より一層の課題だろう。
あと、この本のどこかにキットウッド先生の論文引用で認知症患者さんにやってはダメなこととして、
「子ども扱いする、騙す、できることをさせない、無視する、急がせる、などがある」とあるんだけど、それ認知症患者さん以外でも人と対応するときにはやっちゃダメなことだよなあと己を振り返った。良書。
そして16作目
「泣きたい夜の甘味処」中山有香里 著
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思えば帯に騙され続ける人生である。騙され過ぎて今回の帯の
「何度読んでも泣けてくる」
というフレーズも「ハイハイ」くらいに軽く流して手に取った。
疑ってごめん。
夜中に読んでおんおん泣いた。帯全然騙してなかった。
小さな子供とお母さん、社会人1年目の女の子、仕事に疲れたサラリーマン…いろんな立場のいろんな人たちがそれぞれの立場に疲れて悩んでたどり着く、熊くんと鮭くんがやっている真夜中のカフェ。たった1品だけの日替わりスイーツ。
超短編の連続、そしてマンガなのでさくさく読める。1時間かからない。
みんな大変。でもみんな生きるのを頑張っている。よかった。