のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2021年7月末、ワクチンの1回目を打ってきた話。

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 7/30、2つ隣の市(車で一時間)までモデルナ社のワクチンを打ちに行ってきました。

 

 どんな感じだったかというのを細かく記しておこうと思います。

 何かの参考になれば幸いです。

 以下の3つについて書きます。

1.私自身のこと

2.広域(職域?)接種の様子

3.その後の様子

 

 

1.私自身のこと 

(1)仕事について

 お仕事は、ブラック…というか闇の深い仕事をしています。過労死だろうな、という人がちょいちょい出る…そしてそれが普通になっているような職場…ですが労働環境は全く改善されないんだぜ。むしろコロナ禍でさらに多忙だぜ。な、闇だろう…?

 で、仕事内容は伏せますが(身バレする)繁忙期ともなると1日に不特定多数3桁の人々に会って話をしたりします。

 というわけで中の優先順位としてはあまり高くないものの、業種的にエッセンシャルワーカーの枠内に入っています。つまり末端ではありますが優先接種枠の人です。

 それでも、今、1回目、です。 

 

(2)肉体面について

 別の日記に書いていますが、現在血小板が減少しているためステロイド治療を行っています。これはワクチンの優先接種枠である「基礎疾患のある人」に該当しています。

 まあ簡単にいうと、今ステロイド治療によって免疫機能が低下している状態にあるため、感染したときに重症化してしまう可能性の高い人になります。

 ちなみに詳しくは厚生労働省が出している、

「ワクチン優先接種の対象とする基礎疾患の定義について」(pdfファイル)を見てね。

https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090918-01.pdf

 

 

 ただ私の場合、病気がわかったのが7月頭ということで、自治体は私のことなぞ把握しておらず、私は私で「基礎疾患の定義」を調べたのが繁忙期終わった後だったため時すでに遅し、というよりタイミング悪かったよねー、という感じ。

 

 しかし反面、

武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについて|厚生労働省

ファイザー社のワクチンについて|厚生労働省

 どちらのワクチンにおいても「ワクチン接種に注意が必要な人」の欄のトップにくる基礎疾患でもあって、まあ何だろうか、ふくざつなきもち。注意て…どうしろというの。なす術なし。

 

(3)ワクチンに対する考え

 私は「打つ」の一択だった。I have no choice.

 自分の病気とは無関係に、集団免疫の観点から「70%以上」が接種しなければならないのであれば、打とう。みたいな。あと、多分世代的にワクチン接種にあまり抵抗がない。学校で集団接種が行われていた最後の世代くらいなんじゃないかな。そしてその「抵抗感の有無」が意外に鍵になってる気もする。1年後くらいに各年代の接種率を算出・検討してほしいと思う。

 また、仕事柄、媒介者になる可能性が極めて高いことも大きい。

 そして、病気がわかってからは、重症化って呼吸できなくなって死ぬかも、ってことだよね、やだーしにたくなーい。打とう。

 みたいな感じになった。あたまがわるい。というかもう少し悩めというか。

 

 しかしながら、じわじわと噂が迫る。よくわからない噂に流されるのはすごくイヤなんだけどイヤでも耳にしてしまって無視できないのもこの手の話である。なんたって身近で具体的なんである。
 以下、私(噂には疎い方)の耳に入ってきた巷の噂

・20代の女性看護師がワクチン接種後に自宅で死亡(関連性は不明)

・モデルナ社ワクチン接種した知り合いの女性(全員60歳以上)数名が2回目接種後まあまあな発熱(38度以上)。

・一足早くファイザー社ワクチンを打った妹(小柄です)、2回目に軽い発熱(37度台)と2日にわたる倦怠感。

 

 ただ、鵜吞みにはできない。確かに事実ではあるのだろうが、「何事もなかった」は話題にもニュースにもならないけど「何事かあった」は話題にもニュースにもなるし、みんなが気にしていることなので伝播が早いし広域拡大している。冷静に。落ち着いていこう!ばっちこい。

 
また、安川康介さん(米国内科専門医)の方が作られている下図がわかりやすかったので貼っておきます。ぺたり。
この日本での重症度分類は「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」のp33にあります。 mhlw.go.jp/content/000801
 
 
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 中等症の段階で「人生で一番苦しい」がぞっとする。

 デルタ株の感染力が絶大で(すごいな新型コロナウイルスの変異とそのスピードってすごく思う。政府もこのくらいのスピードと有能さで仕事してくれないかな)、今やいつ誰が感染してもおかしくないし、いつ誰が重症化してもおかしくない世界に突入してしまっている(R3.7.30現在)。打てるなら打ったほうがいい気がとてもするけど自分の体だから、ちゃんと自分で判断してね! 

 

 というわけで、私はできるだけ早く打ちたいなと思っていたところに、今回の職域接種のお話をいただいたので申し込みました。

 モデルナ社 ということでちょっと躊躇いましたが(噂を無視できない)、かかりつけ医は「ポカリかアクエリかくらいの違いだよ」というし(私はポカリがすきだからポカリ飲みたい、と言い出せないわたし)、

厚生労働省のHPみると抗体価はモデルナ社のほうが明らかに高いじゃーん。となり、

さらに、一般接種を待つよりも一か月~二か月早く接種できるということもあって

この度の接種に至りました。あんまり悩まなかった。

 私の今の状態でちゃんと抗体ができるかは未知数なのですが、祈っておきます!増やすぞ抗体!

 

2.私の体験した広域(職域?)接種の様子

 受付13:00~15:00という指定の中、私が会場に到着したのが14:20くらい(カーナビをまるっと無視して運転してしまい通り過ぎたのはご愛敬)。大きなビルでしたが会場のあちこちに→マークが貼ってあり、会場スタッフがすぐに声をかけてくださって何も迷いませんでした。

(1)まずは1階の待合室で待つ(20分くらい)。この間に2枚の書類(予診票と新型コロナワクチン接種記録書)を書いておいてください、と声かけがある。ボールペンも貸してくれる。みなさん基本無言。モデルナは副反応が出る人が多い(特に女性に)という噂があるせいか、職域接種のせいなのか、男性の方が多い印象。目測男女比7:3くらい。

 余談だけども、この日私は大急ぎで仕事を終わらせ、大急ぎでマックでご飯を食べ(ハワイのやつ食べた…!お手軽ハワイ気分!)大急ぎで車を運転し道を間違え、その後冷え冷えの会場に入ったせいか、とにかく動悸が収まらない。緊張もしてたのかな。

 (2)その後10名(横1列がちょうど10名だった)ずつ誘導、

 廊下で体温チェック(よくお店の前にあるスマホ画面をのぞくと体温出てくるやつ)、と書類・身分証明書確認。

 私の予診票はかなりアレ(心臓病にも基礎疾患にもレ点がついてる)だったけども難なくスルー。

(3)3階接種会場へ。入口に受付があり、事前予約の名表と接種クーポン(各自治体から郵送されてきたもの)の確認が行われる。

(4)会場で10分ほど待って問診。

 なんでも質問して、って言ってくださったのと、私の状況を確認(聞き取り)してくださったのがよかった。

 接種して間がない状況で、解熱剤「カロナール」(←先日ゲット)やニトロを服用してよいか質問しました。解熱剤は別にカロナールじゃなくてもなんでもいいよーって言われました。

 正直いろいろ疾患を持っている状況でワクチンを打ったときにどうなるかはデータが少なすぎてわからないけども。とも言われましたが、正直に言ってくださってむしろ安心したような感じ。まあそうよね。

(5)待たされることなくそのまま接種。15時ころ。

 左利きなので右腕に。

 注射器の小ささに驚く。深々と刺さるのに(ガン見)ちく、としただけで痛くないことにも驚く。

 液が少ないこともあってすぐ終わる。

(6)待機

 私は持病があるために30分待機しましたが、ほとんどの方々は15分待機でした。

 30分待機者:15分待機者 1:19くらいの割合。

 16時には会場を出ていました。まあ帰宅は17時過ぎなんだけど(遠かった)。

 

3.その後の様子

 副反応が怖いので、できる対策はしておこう、と思い今手元に解熱剤とペットボトルのお水がある。水をこまめに飲んどくくらいしかできることがない。

 

 20時頃から右腕を肩の位置くらいまで上げると痛むようになりました。

 熱はない。

 あと首の後ろ(右側)が凝っているが、これが久々の長距離運転のせいなのか、ワクチンのせいなのかいまいちよくわからない。

 

  現状そんな感じです。

 また明日も少し状況を書きたいなと思います。

 

 いろんなところで注意喚起が行われていますが、ワクチンを打っても接種後2週間くらいは抗体少ないし、1回では目覚ましい効果はないし、2回目を受けていても感染するひとはするのです。重症化リスクは低くなりますが、それでも「後遺症」のリスクは避けられませんので、接種が終わっても感染対策がんばりたい。 

 

 みなさまどうぞどうぞご安全に。