今週のお題「やる気が出ない」
明日(日曜日)が仕事だと思うと今日のやる気がでません。しかも呼び出された先が都会で、田舎住みの私は2時間半前にはおうちを出ないと間に合わない。呼び出され時間は9時。にゃろう。朝がすごく強いので勝てる気がしない。ごきげんよう。今日は雨です。梅雨入りしたよってさっきテレビが言っていたので、今年はざぶざぶ降らないでね、と祈ってみるものの、もうすでに初手からものすごい勢いで降っている。もうちょいお手柔らかにお願いします…。
さて、昨日職場の同僚に質問をされたのでここにも書いておこうかなと思って書きます。「抗原検査と抗体検査とPCR検査の違い」についてです。
簡単なので、詳しいことが知りたいひとは別のサイトでどうぞどうぞ。
ではまず、用語の説明から。
抗原・・・簡単に言うと病気の元(ホントはからだに入ってくる異物のこと)。コロナウイルスとかインフルエンザウイルスとか。花粉症の場合は花粉が抗原になります。花粉は病気の元ではないけども。
抗「原」だから「原因物質」だと思ってください。
抗体・・・抗原を捕縛する「武器」。私たちの細胞が「抗原」に対して作っています。「抗原」が入ってくると「抗体」を作る。
ではいってみましょう。
(1)抗原検査(簡易キットなら10~20分くらいで結果がわかる)
インフルエンザの簡易検査と同じ仕組みだと思ってください。綿棒を鼻・のどに突っ込んで粘膜をつける。イムノクロマト法といいます。検索するといっぱい出てくるので詳しく知りたい人は見てみてね。
粘膜にそこそこの抗原(コロナウイルスとか)があると反応します。
「ウイルス」を「粘膜」に「まあまあな量」持っているかどうかがわかる。
→ それって「他者に感染させうる可能性のある人」かどうかがわかるということ。
スーパースプレッダー(周囲にたくさん感染させてしまう人)の早期発見に最適なので、不特定多数が多く集まるような企業や駅などはこの検査キットをもしものときに備えて持っているといいなと思います。目的は職員の安全のために。ひいてはそれが顧客の安全につながると思う。
(2)抗体検査(簡易キットなら10~20分くらいで結果がわかる)
抗体は自分の細胞が作っている武器。体の中に「抗体があるかどうか」をみます。「ウイルスが体内に侵入したかどうか」がわかります。血液の検査になります。
ただ、体内に「抗原」が入った後に、武器である「抗体」が作られ始めるので、感染からしばらくたたないと判定できない。抗体にはMとかGとか種類がある*1のでひとくくりにはできないけれど、大体抗原が体内に入ってから2週間くらいあとからわかる。
あと、抗原が体内からいなくなると抗体も消えていきます。
つまり、抗原(ウイルスなど)が体内に入ってからしばらく後から、抗原(ウイルスなど)が体内から消えてからしばらく後まで検査で陽性反応が出る、ということ。
時間差があるってことです。
抗原検査キットが安価で手に入れられるようになった今(大手薬局などでも取り扱っている様子。2021年5月で、2000円くらい。多分今後もっと安くなるはず)、一般的にはそんなに必要ないかも。と思います。抗原検査キットで足りる。
ただ「集団免疫」の観点からは非常に重要で、厚生労働省さんとかは、集団がどのくらい抗体を持っているかを調べている。抗体を一度作ったことのあるヒトは、次に同じウイルスが体内に入ってきたときに素早く抗体を作ることができて軽症ですむ可能性が高いし、他者にうつす可能性が減るから(ただし全く同じウイルスに感染したときに限るので変異ウイルスに関してはまだ未知数です)。
あと、抗原検査キットも抗体検査キットも賞味期限ならぬ「有効期限」があるのでご注意ください。あと保管方法も冷蔵とかなんかあるはずなので(雑)、購入された方はそこんとこ気を付けてください。
(3)PCR検査(数時間から一日かかる。検査数が多いほど結果は待たされる)
ポリメラーゼ連鎖反応法を利用した検査。コロナウイルスの検査は正確にはRT-PCR検査といいます。RTのRはリバースのこと。ウイルスのRNAをDNAに変換させて検査する方法。簡易な検査でなく、特殊な機械がいるため、検体(調べる素材のこと。ここだと粘膜)をとって検査機関に提出する必要がある。
これはねーここに書いているのでどうぞどうぞ。
もうなんかやる気でませんけども、この上また病気になっちゃったりとかしたらますますしょぼくれますので皆様もどうぞどうぞご安全に。
私も明日、片道二時間半、JRに揺られて行ってくるよ…お昼ご飯くらいごちそうしてくれないかな…(多分ない…)。何にも楽しくないので今夜はパックでもちもちしようと思います…。
*1:別日記。1年前なので情報がちょっと古いけど。