のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2021年3月、判断を他人に委ねたらダメだってトキオも言ってたよ。

 久しぶりに科学です。新型コロナウイルス(COVID-19)です。

 正直私も褒められた行動はしていない(舞台観劇とか他県へ行ったりとか)けども、日本のニュースだと、緊急事態宣言の解除が取り上げられすぎていたりとか、感染者数の推移とか各都道府県の今日の感染者数とかばっかりでその他のデータがあまり出ないうえ、感染症の歴史的な特番が組まれすぎていたり、何だかいろいろ

 

 んー

 

 

 私が見たいのはコレジャナイ感がすごい。あと、どこも同じニュースばかりだなあという印象。

 昨年初のウイルスだから情報が錯綜していて、それらの精査が間に合っていないのは仕方のないこと。なんだけれども、たまーにそれは本当かな、というものを仰々しく取り上げていたりするから気を付けて。わからないな、と思ったらいろいろ調べてみて、最終的な判断をするといいと思います。

 というわけで、日本のニュースに飽きちゃった人にはBBCとかCNN、ロイターなどのニュースとか興味深いと思います。日本語で大丈夫。Nature とかのちょっと軽めの論文もオススメ…と思うけどもどうだろう。
えーとBBC。こういうの ↓

新型コロナウイルスのワクチンを比較 効果が高いのは? 安いのは? - BBCニュース

(注意:アストラゼネカ製ワクチンはこの動画の後血栓ができる可能性を否定できないとして欧州各国が使用を中断しています)(他の動画もいい)

 いろんな情報が見れて大変興味深い。アプローチの仕方がそれぞれ異なっているのも興味深い…しみじみ。

 

 いや、しみじみする日記ではなかった。

 病理をご専門とされている方やウイルス学をご専門とされている全世界の方々が様々な論文をじゃんじゃん出していらっしゃって、情報は当然玉石混交なのです。まずは急いでオープンにしている。なので、精査されていません(上でも書いた気がしますが、COVID-19はまだまだ新しいため)。ということは本当も嘘も、「ホント3嘘7」みたいな論文もある中、

 今どんな感じになっているのか、っていうのを私なりに取捨選択して(だから正しいかどうかはまた別ね)ざっくり書いてみたくなりました。

 

 ではいってみます。

 私版、取捨選択「今の状況」について

1.ワクチンについて

 実はこのワクチン、新型コロナウイルス感染を抑制するのか、感染後の飛散を抑えることができるのかまだイマイチわかっていない様子。ただ、どっちとも、もしくはどちらか一方はかなり効率的にやれてるようである。

 なので、ワクチンを打ったからといって行動無制限解除、みたいになったらダメ。だるまさんがころんだくらいの慎重さでどうぞ。

 でも「集団免疫」の観点からは感染抑制・飛散抑制どちらでも効果ありそう。もちろん個人的には感染が抑制できるほうが断然イイんだけども!

 

2.ワクチン接種がうまくいってるところとうまくいってないところの差がすごい。

  こんな感じ。↓

  オレンジが2回接種できてる割合、しましまが少なくとも1回接種できてる割合。

f:id:simuramiori:20210322214838p:plain

上記は Our World in Data からの引用です。

ちなみに接種率第一位のイスラエルは大量のワクチンをゲットしているのですが、やはり若者は接種率が低いため、ピザとかを無料であげるよーっていうキャンペーンとかやっているらしい。若者にはピザなのかー(妙なところで感心)。
 ワクチンを持っていても、接種率が上がらない国もある。
 もちろんワクチンを手に入れられない国もたくさんある。

 がんばれWHO。必要なところに必要なだけ必要な物資を。

 

3.変異株ウイルスに対して既存のワクチンに効果があるかどうかが活発に論じられていたり研究されていたりするが、変異株(しかも何だか強そうなやつ)がどんどん出てきていて、もうそれどころじゃない。

 というわけで、今ある変異株がまだ既存のワクチンで抑えることができているとしても、いずれはワクチン効果が出ない変異株が出てくるだろう、ということです。とにかくたくさんの人が感染してしまっているために突然変異株が登場するのがはやい。早すぎる。目を見張る。ブレーキブレーキ!

 

4.感染者を少なくしないと変異タイプはまだまだ出てくるので、何とか抑えないとダメ

 

5.集団免疫的にはもう「行動の制限」と「密を避ける」しかないかも。あと、感染者の多いところにワクチンを。
(ただそれでも16歳以下には接種できない(R3.3時点)ため、新たな「突然変異株(若者が感染しやすいタイプなど)」が出てくるのを防ぎたい。)

 

6.スーパースプレッダーの追跡

  感染の拡大を防ぐためにはスーパースプレッダー(たくさんの人に感染させてしまう人)を早めに見つけてその行動追跡を諦めないこと。

 ちなみにスーパースプレッダーはたくさん咳をする人ではなく、症状の有無に関わらず、ウイルスを大量に保持している人なので、今やっているPCR検査で大体わかる。(どの程度保持している人をスーパースプレッダーとするか、という基準はない)

 

 いろいろ…いろいろ東京を考えてしまう…。

 

7.エッセンシャルワーカーの保護

 他国ですが、エッセンシャルワーカーの感染率は他の職業の人よりも感染や死亡率が3倍以上というデータが出ていたりする(前に記した通り、精査されてません)。ので、多くの人と接触する職業の人は優先して接種できたほうがよい。医療従事者の方だけでなく、介護士さんとか駅員さんとか、学校の先生とか、保育士さんとか。

 

 自分にできることはできるだけやっていきたいなと思っていますができることが少なくてごめんね!と医療従事者の方々に常日頃思っている。

 

 皆様、どうぞご安全に!!