今回は「年末に百貨店に行った話」の前置きとして書こうとしていて、でも長くなりそうなので別日記にしてみました。
熊本。12月下旬でまあまあの寒さだというのに熊本のイチョウってば根性あるなあ。道に落葉しちゃうので、そのための清掃車を何台も見ました。
さて。タイトルでわかる通り、私は熊本県外の出身です。熊本の市内に住んで、熊本が地元の人たちと仲良くなりいろいろと驚くことがありました。ええと「あとぜきする」とか。ただ、驚愕となるとそう多くはない。「あとぜき」も熊本に住む前には知っていた。全国チェーンのショッピングモールのドアにも書いてあるとは思っていなかったが。
では私が驚愕したこととは何か。
早速いってみたい。
第3位 名物の「からし蓮根」の出来立てが劇的に旨い。
居酒屋メニューに普通にある「からし蓮根」。私は熊本土産の「からし蓮根」しか食べたことがなくて、両親は好きみたいなんだけども私にとっては硬くて冷たくて辛いというちょっと意味のわからない食べ物だった。熊本に住むまで。
あれな、
からし蓮根って、あったかいと劇的にうまいな?!
あたたかく、カラシの辛みも抑えられ、冷たいときにはないほくほく感。
知らなかった。知れてよかった。私は一つ得をした。嫌いなんて言ってごめん、俺お前のこと何にもわかってなかった…。って少女漫画だったら言ってるところ。
第2位 結婚するときに交わされる会話
熊本出身の友人が飲み会の席で「結婚する」という報告をしたときだった。おめでたい話題に場がふんわりなっているとき、別の友人が何気なく言った。
「で、結婚何回する?」
私「…?!」
結婚ってなんだっけ、結婚するっつってんのに別れる前提の話なのか何を言ってるこの友人?!
と一人変な汗をかく。続いて別の友人が言う。
「私のお姉ちゃん、2回したよ」
私「…?!」
なんという大胆な告白!というかこんなところでバラされちゃうお姉ちゃんの気持ちよ!
すると間髪入れず最初に「結婚します」と行った友人が言った。
「私も2回か3回かちょっと悩んでるんだよね」
私「?!???」
この辺りで私も何かおかしいということに気づいたし、友人たちも驚愕で腰を抜かしそうになっている私の様子に気づいた。
そう、この集まりよく考えると私だけが他県民。
「あー違う違う」
と友人たちが笑いながら言ったことには、
熊本だと(特に地方なのかな)、結婚「式」や披露宴を何度かやるんだそうな。
まずはお互いの地元で。二人の地元が異なるとこれでカウントが2回となる。そして職場の周辺で1回。ゲストだけが違うんだよ、って。
お金は?!って聞いたら(←とにもかくにも一番気になったこと)、お互いの両親が出すんだって。
地元が違って職場もお互いに遠かったら4回やったりするんだそう。ひぃ。
でも、新婦は「このドレスが着たい」ってなってるのに親御さんたちは「和装で!角隠しで!」ってなったりするときに全然揉めないと言っていた。そりゃそうだ。こっちの式はドレスで、あっちは和装で、ってできるしねえ。あと両方のじいちゃんばあちゃんも行ける距離でやれるのがいいって。目的は多分それだろうなあ。
もちろん1回して終わりって人も増えてるそうなんだけども。
でもそんなに結婚式をする文化だったら、結婚式にもバリエーションがたくさんありそうで面白そうだなと思いました。
友人も、スピーチとかどんどん上手になるよって言ってた(笑)。
第1位 飲み会の終わりは
友人と食事をした。そのときはスペイン料理だった。たらふくおいしいご飯を食べてお酒も飲んで、そうすると女子は大体言う。
「そろそろデザートいっとく?」
言うね。そして大体みんな頷くね。スイーツは別腹ね!
その日は私が口火を切った。
「そうだね、食べようか!」
友人が言うなり手を挙げて店員さんを呼んだ。そして言った。
「お会計お願いしまーす」
私「あーそうだったー!ぬかった!忘れてたー!」
友人「なに?」
私「いやなんでもない、久々すぎて忘れてた。熊本はオシャレなんだった。隠れオシャレスポットなんだった」
友人「…別になんもオシャレじゃないけど…?」
その後私達はお会計を済ませ店を出て、ケーキを食べに行った。
そうなのです、熊本は昼夜営業や夜だけ営業のカフェがたくさんある。なぜかというと熊本の人々は、締めのデザートをお店を変えてデザートのお店で食べるからである。甘いもの苦手なひとは、締めでコーヒー飲んじゃうのだった!そしてそれが普通!ぬかった忘れてたー!熊本県民オシャレすぎ!そしてそのオシャレに誰も気づいていないところがまた…!!
その時行ったお店は地下にあるまあまあ広いカフェで、そこそこな時間だったのにものすごい人で席につくのにちょっと待った。ちなみにその時行ったお店は深夜1時までの営業時間。素敵すぎる。みんなパフェ食べてた。イイ…!
そんな私が驚愕した「熊本県民には多分普通な3つのこと」でした。その熊本市内の百貨店に行った話はまた次回。
それではまたー。
追伸 あっ、多分誰も興味はなかろうとは思うけれども、わたくし今は熊本市内在住ではありません…。