のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2017年8月、はじめて松田聖子のライブに行ってすっかりファンシーになるV6ファンの図。

 ことは一か月ほど前に遡る。
 年上の友人から、知り合いが行けなくなったのでどうかしら?

 と問い合わせがあり、私多分ほとんど曲知りませんけどいいですか、と返信したら

 だいじょぶだいじょぶー

 と言われたので、すんなりのってみた。
 ちなみにワタシ、松田聖子は知っているが、全盛期(多分)の時をよく覚えていない、そんな世代。
 

 というわけで、行ってみました、マリンメッセ。
 V6と比較するとちょっとチケ代がお高め設定。千円くらい違う。ちなみにグッズは超カワイイがやっぱりちょっとお高めに見える。購買層に合わせた金額になっていると思われる(←思い込み)。あとウチワ小さい(笑)
 会場までのタクシー率もこころなしか高い気が。気のせいかな。

 ファンは男女比勝手に1:9でほぼ女性、と思い込んでいたけど、
3:7くらいで女性多め、程度だった。家族連れも多いね。ママに連れてこられてるパターンかと思いきや、パパが一人で行く勇気がなくて娘ちゃんとママを誘ったケースの人が通路挟んで隣だった。シャイ☆
(しかもこのご一家のママ、天神でのお買い物トラップから抜け出せなくて娘と夫だけ先に会場に行かせてて、ご本人は開演ギリギリに一人やってくる(笑))

 あと、女性の方々はみんなすごいオシャレだった。セレブに見える・・・めちゃイイお洋服…サングラスとかストローハットとかスカーフとかちょっとしたとこにオシャレ感漂う。
 私もかくありたい。


 で。 


 始まったら2時間ちょっと、曲がわからない・・・とか思ってたけど、歌われたらわかった、知ってた、全然楽しかった・・・!

 なんだろう、こう・・・ プリンセス・セイコ だった。

 ドリカムのよしだみわがでぃ○にーのアナ的元気プリンセスなら、セイコはさんりおのララ的おひめさま。

 ようせいたち(ダンサー)はとってもしんぱい。
 ようせいたちのおひめさまは、いろんなことを考えた結果、恋と恋人を諦めて、でも本当は一人ではもう立っていられそうもないのです。
 でもそれでも一生懸命がんばって、私達に心配させまいと、無理に笑顔を作ってなんとか一人で立っています。(小鹿・・・?)


 というような。(めをさませ)
  
 いや、1980年代の曲とかは小娘が計算しながらでも恋をしています、的な曲が多いのだけど(曲も歌詞もすばらしいと思った。曲はガッチリ定型の中に当時の流行(?)が各所にちりばめられていてスゴイし、歌詞も今聞いてもちっとも色褪せてない。)
 なんかな、すごい。メドレー曲とかこの意識低い系女子のワタシでもほぼ全部知ってた。
 持ち歌最強なんじゃなかろうか、セイコ・・・と思った。


 そして、このひと、
 10代の頃からこういう女の子の一番ふわふわで素敵でファンシーなところだけをこれでもかと集めて結晶化させて・・・38年っていうのが。
 プリンセス・セイコ、なんたるブレのなさ。そして今もちゃんとサンリオの世界観を問答無用で見せつけてくれるところがニクイ。ちょっと感動して目頭が熱い。
 さらにさらに、絶妙な間で入り込む「せいこー!」ってかけ声や指笛に毎回ニコニコしてしまう。これよこれ、これが聴きたかった。素敵だ。ぜひこういう大人たちの姿を世の子供たちに見せたい・・・はっ、だから家族連れが多いのか?!(はっけん)


 なんだろう、セイコは素敵な大人の女性なのに、ツインテールに違和感なし。ドレスにももちろん違和感なし。ミニスカートやフリルにも、以下同文。
 2曲目の3拍子の曲のフリとかメチャかわいくて、
「ちょっと待って、こころが追い付かないカワイイ・・・!」となった。

 もう十分な大人の女性なのに、「こくびをかしげる」がこんなに似合うひとがいるなんて!保護、保護して!(落ち着いて)

 
 現実のセイコはステージ上のセイコとは違うかもしれない。そんなことはみんなわかってる。
 でも、それでもなお、プリンセス・セイコはちゃんと夢をみせてくれる、サンリオのおひめさまでいてくれる。そりゃファンだってついてくる。ファンを裏切らない人はファンもまた裏切らないのだ。
 だからデビューから38年たったって、武道館をぎゅうぎゅうにしちゃうしマリンメッセだってぎゅうぎゅうにしちゃうのだ。すごいひとだ。


 こういう年の取り方もあるんだよ。という、かなりレアケースだとは思うけれど、それを一目でわからせてくれる、それだけでもう偉大だなあと思ったのです。 
 いくつになってもプリンセスはそのプリンセスっぷりを私たちに見せてくれるに違いない(確信)。


 あと今更でお怒りを買いそうですが、驚いたのはかわいさだけではないのです。
 プリンセスセイコ、歌、超うまい。(ほんとうに今更だ)
 いや、歌上手いのは知ってた、知ってたけど思ってたのを上回った。
 音を完璧に当ててくる感じ、というか。全然外さない。あと、歌詞のどこにも聞き取りにくいところがなかった。全部の歌詞がわかった。英語も全部。どんなボイストレーニングしたんだ。あと声が若い。努力のたまものだと思う。

 今、プリンセスセイコが3月に出したというジャズアルバムにめちゃ興味がある。全然想像できない。聞きたい。
 あと、スイートメモリーは購入しよう・・・(あ)。

 
 本日の後悔。グッズ列が長くて(会場内にグッズ販売所がある)挫折し、スイートピーを買えなかったこと。 

 機会があったらまた行きたいです。