のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2017年2月、舞台「キャバレー」。大千秋楽を観てる。

 最近父がド深夜に泥酔して階段から転げ落ち(10段くらい。無事ですたぶん)、夜中の流血騒動(酔っ払いの頭部流血は止まらないネ☆)、昨日は昨日で食事に行った先のトイレのドア開けたら男性が立っててぼんやり立ち尽くす、そんな男運の悪いしむらです。
 いや後者はただ間違ったみたいでしたけどね、たぶんね。びっくりしたよね。一瞬ワタシが間違ったかと思ったよね。

 
 さて。

 秋から年末にかけてのもんのすごい忙しかったときに播いてた種を回収中の今月なのです。
 てなわけで、

 キャバレー、大千秋楽に行ってきました。

 バスになかなか乗れずにギリギリに滑り込み。ド中央席。
 客席の、今までにない男性客の多さに驚く。ミュージカルって、ジャニーズ無関係でもほぼほぼ女性客、ちらほら混じる男性客はそのほぼ全てが同行者(女性)有り、な気がするのに、今回は違うぞ!すごいな長澤さんー!

 そんな長澤まさみさん。
 ものすごいスタイルの良さ。
 演技は、元気爆発!パーンチ!(>▽<) みたいな感じだった。ナイス配役。 
 
 初めてのミュージカルだったらしいのですが、全然そんな感じでなく、堂々と主役をはっていらした。歌上手いんだなあ!
 元気爆発なので、小池くん(恋人役)と一緒にベッドに座っててもなんだか「超仲良しの親友」みたいにしか見えない。あっはっは。

 小池徹平さんは、すっごい誠実そうな声をしているんだなあ。誠実サワヤカ。あの声を生かして超純愛ものとか演ってもらいたい。

 わちゃわちゃしそうな舞台を全部まとめてストンと落としてくれたのは石丸幹二さんでした。
 明暗、緩急、不穏さも自由自在。すごいね。

 大千秋楽だったので何度もカーテンコールがあり、長澤さんは泣いてしまって声にならず後ろを向いてしまったり。共演者のダンサーさんが励ましていらした。
 他の出演者の方々が主役の長澤さんを盛り立てて今日ここまできたのだな、というのがすごく伝わる一場面だった。
上演脚本・演出の松尾スズキさんまで出ていらして、会場を独自のダンスで踊りまわり帰って行かれた。 

 そしてキャノン砲。涙涙の長澤さんは、出演者がハケた後、舞台の端まで手を振りながら歩いて、最後に深々と一礼しオレンジのドレスをはためかせて去っていかれた。素敵だ。

 ストーリーとしてはなかなか進まなくて最後一気に翻っていき、すとんと終わってしまうので、ちょっとポカンとしちゃうのですが、後で考えると、あああれで良いのだなと思いました。
 きっと彼らは歩いていく。これからも、自分の道を。


 ここには、美しい人生しかないんです。