のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きというだけの日記です。過去の観劇日記などもこちらに置いとく予定です。

2016年7月、ヒメアノールを観ている。

地元の(といっても車でないと行けない距離だが)、映画館にかかったので観てきました。

 周囲の映画館ではすでに上映回数が少なくなっているところも多い中、私が行ったところは平日でも行きやすい時間帯に3回、土日だと3,4回まだかかっているのでとても行きやすかったのがよかったところ。

 ただ、怖いのキライな私の心境としては、
・見ないと絶対後悔するから絶対観る。
・でも絶対怖い。
・そんでもって絶対ハッピーじゃない。すでにバッドエンドな感じがするひしひしとする。

 という、なんというかあれだ、「インフルエンザの予防接種を受ける前」の気持ち。
 あれね、今の十代二十代にはわかりづらいたとえだけど、小学校で受けた集団予防接種を待ってるときの気持ちね。

 観たい、でも観たくない。他の人の動向も気になる。

 で、勇気をもって踏み出してみた。前知識ほぼ何もなし、平日昼間の映画館。観客はギリ二桁入ってるかなくらい(田舎なので)。

 で、観た。


 私は映画に詳しくないのであまり上手に書けないけどもネタバレしないように感想を述べてみたい。

 

 身構えて行ったせいなのかなんなのか、思ったほど怖くはなかった。
ちょっと前に観た「アイアムアヒーロー」のほうがグロテスクさ加減的にはきつかった(何故観た)。
 

 怖い映画、というよりも、いや確かに怖いのは怖いんだけど、私はとても哀れだと感じた。
 上手く言えないが、岡田くんが出会った森田君はもはや、助けてあげられる、手を指し伸ばしてあげられる類の人ではないのだ。森田君の目の深い絶望は光のない底なしの闇だった。


 ちょっとした出会いや、自分を想ってくれる人なんかで人生のベクトルは緩やかに変わっていくと思うのだけど、そこにちょっとの光を見いだせたりもするんだけど、そのことで救われた人と、救われなかった人と、それでも救ってあげたかった人の映画だったなと思った。登場人物たちは誰も「救ってあげたい」なんて思ってはいないけれど。それでも、
 ラストの「楽園」が救いであればいいと願った。
 そしてその願いがあるがゆえに、殺人鬼の森田君がただひたすら哀れで悲しくせつない。


 ・・・ってここまで書いておいてなんだが「鉈切丸」と似たような感想になっているような気がしてきて不安になっている。実は観終わった後、すごく鉈切り丸のことを考えたし、あれは現代劇ではなかったけども絶望的な感じがすごく似ていた。恐ろしさは初見が一番、ということか、な?

 
 映画の中で殺された人々のことまでまだ深く考えが及ばないのは勘弁してほしい。この映画、メッセージが多すぎる。とりあえず夜道とかいろんなものに注意だ。 
 

 まだパンフレット読んでいない。
 じっくり読みたい。
 ともかく、観てよかった。悔いなし!良い映画だった!