のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2011年11月、舞台「Lovery Baby」を大阪で観る。

 土日を利用して、三宅さんの舞台をみにいきました。「ラブリーベイベー」。
 あやさんがびっくりするような良席をとってくれたのできゃあきゃあしながら強行しました(それはいつも)。

 かっこいいみやけさんを堪能できて寿命がのびました。
 ぶいでの活動とはまた全然違って、見せる表情やら何やらが大人で素敵でした。
 脱ぐシーンがあるからでしょう、驚くほどの鍛えっぷり。背中が綺麗すぎた…!! 席が近かったのと角度で、カウンターキッチン裏に隠れた後にキッチン裏で寝そべってころころするミヤケさんも見えたー。眼福ー!

 あと、愛の言葉をはきまくるのが素敵でした。わー目だけでなく耳も幸せー。キスもかわいいー。
 
 というわけで幸せになれた強行ツアー(だって土曜に飛んで翌日昼には仕事だったんだもん)でしたが良かったです。

 では、
 以下完全にネタバレします。まるっとネタバレです。
 それでは。

 

 ざっくりをあらすじを語ると、

 主人公(男。小説家)の恋人(男)が病気で死ぬんだな。
 主人公はその死がどうしても受け入れがたいわけです。
 で、恋人が死んじゃう前に
「おまえが“結婚したい”と言ってくれたの、すごい嬉しかった」
 と言うていたのも相まって、
 せめて物語の中だけでも生きて、夢をかなえる幸せな自分たちを。
と、女性になった恋人と自分との、長い長いお話を書き綴るのであった。

 というわけなので夢と過去とが交錯しながら物語がすすんでいくのです。

 が、多分、「なんかサッパリわかんなかった」という人もいると思う。 
ちなみにワタシは2時間で言いたかったこと全部詰め込んだらこうなったのかな。と思った。

 疑問点もある。
(1)なぜ同性じゃないとダメだったのか
(2)3組のカップル間のつながりが薄い、超薄い。そもそも3組必要なのか。
(3)終盤、いきなりそんなもの切られたら耕介だけでなく観客だって困る。
(4)小説を書いているはずなのに小説を書いているシーンが少ない。


 たくさんの恋を見せたり、いろんな愛の形があったりとか、恋人当人と主人公から見た「恋人」とのズレだったり、いろいろ見せたいものがあったと思うんだけど、詰め込みすぎかなーと。

① 恋人が死んじゃうシーン
②恋人(女。こじまひじりさん)との生活の場面
 同性同士のカップルサークルになぜか混じる主人公たちカップル(男女)。
③去ろうとするが1年のばすシーン
④生活。
⑤1年後、別れのシーン
⑥小説を書き終えるラスト


 で、よかったと思う。のだがどうか。ダメか。
 あと、「Only Dreaming」というのがぶいの曲にあって、帰りの新幹線待ちでそれを聞いたら舞台のイメージソングみたいだった。いや逆か。この曲のイメージの舞台というか。

 もっともっと切ない、痛々しいミヤケさんが見たかった、と言ったらあやさんに刺されるだろうか…。
 そんなことしちゃったら会場中大号泣な気もするからこれはこれで良かったのかもしれないな…。