熊田千佳慕展を見にゆく。いやーーー細密画ってこれだね。
せんせいは見て書くんじゃなくって、お外でだーーーーっと一生懸命見て、おうちに帰って思い出して書くんだって。
なので、常時昆虫の標本とか死骸とかをいろいろとスケッチしておくんだって。細かいとこの描写はそれを見て書く、みたいな。
80歳を過ぎても絵の線にブレがないのがすごい。
植物や昆虫をものすごいアップで描くと「なんだこの植物(昆虫)ー」ってなりそうなものなのに、それがない。蓮華は蓮華。菜の花は菜の花。
数点展示のあるスケッチには、昆虫の頭部と胴体の比率とか、肢の第一関節から第二関節までの比率などがちーーーーさな字でメモしてあってなんだかもう有難いものを見せてもらっている気持ちになりました。
すごいなー。