のらりくらり日記

世の中のいろんなことにひっかかりつつ流される備忘録。好きなものを好きといってるだけ。過去の観劇日記もこちらに置いてます。科学系の話も少しだけ。

2018年2月、映画「グレイテスト・ショーマン」を見て浮き立っている。スキ。

 もうなんだか延々と続く仕事が嫌になって(こら)、1時間お休みもらって映画観てきました。
グレイテスト・ショーマン

 ずっと気になっていて観に行こうと思っていてでも
 テレビCMであんまり好きでない日本のひとがCMでコメントしてて「えー」てなって
 でも、えいっと観てきました。

 結論、ずっと面白かったしずっと泣きそうだった。
 もう少し長くてもいいと久々に思ったし、これを本当は生のミュージカルで観たいと思った(でも多分予算がアレなことになるので無理か)。
 あの人もこの人も歌って踊って跳んですごく素敵。

「LA・LA・LAND」はずーっとほけーっと観てて最後で、うっとなる(もうどこにあるかも忘れていた昔の古傷をえぐられる感じ)だったのですが、まあそういう映画だったので多分賛否が分かれたろうし感想もすごく人によって割れると思うのだけども、

 今回の映画は伝えたいことがとてもわかりやすいし、ずっと見せ場です!みたいな感じなので「ららら~」がダメだった人もイケるんじゃないだろうか。

 それにしても平日とはいえ映画館に私含めて4人くらいしかいなかったのが「…!」となった。


 面白かったから!おすすめです! 

2018年2月、王羲之展を観に行ってた。

 博物館が今王義之展をやっていて、それで。

 展示物が書だからなのか、あまり人がいなくてとても見やすかった。
 何が書いてあるかはよくわかんないけども、とても美しかった。
 短歌の最後の2行を少し重ねて書いたりとか、文字を散らしたりとか、書画から三行目を察してもらうためにその行だけ抜いてあるとか

 そういうのがもう


 センス!!!

 
 という感じ(絶対伝わってない)
 私は常光院(お市の方の次女で淀君の妹、江姫の姉。お初)の書状が好きだった。
あれ、色を変換してスカーフにしたい。売ってください(無理)

 
 となりの神社の方は一転、人が多くて。海外の方々と修学旅行生がわんさかいる…と思いつつ梅が枝餅(土産の定番)を買っていたら後ろから
 「あれっ?!しむらさん?」

 と声をかけられ…ええと知り合いの先生(引率仕事中)と会いました。世間って狭いね怖いね…ぶるぶる。
 

 今年の冬のあまりの寒さに梅はまだ咲いていませんでした。梅園の梅の香をちょっと楽しみにしていたのに早すぎた。まあまた次に。

2018年1月、映画「パディントン2」を観ていた。私はパディントンが好きだ。

 なんだろうな、全然泣くような映画でないのに、すでにオープニングエピソードで泣いている私。
 ちょいちょいストーリー内にはさまれてる台詞とか、シーンとかの裏にあるものとか、社会情勢とかを思って、1のときと同様、すごく優しい映画だということが伝わってきて、なんというか胸がいっぱいになるんだよ。

 パディントンを助けるときの、ルーシーおばさんやブラウン夫人のためらいのなさに胸を打たれる。
 パディントンやブラウン夫人の、すべての人へ向けられる優しさとそのふるまいにも胸を打たれる。

 こういう風でありたい。

 そういう映画製作者の気持ちがすごくすごく伝わる映画だと思う。
 原作もいいけど、映画もいいぞ。
 観て欲しい映画だった。

2017年12月、舞台「すべての四月のために」を観ていた

 忘年会もなんもかも放り投げてお休みとって
 北九州へ舞台を観に行ってきましたー!

 ファンクラブでとったチケットは第二希望に振り替えられ、しかも三階席でもう自分のチケ運のなさを泣いたらいいのか笑ったらいいのかわからんなと思いつつ、どうせ行くなら観れるだけ観る!
(「ブエノスアイレス午前零時」で何故1公演しかとらなかったばかばか自分!と思ったから)

 と思い、3公演観た。ハイ笑うとこよここは。そこ悲しげな顔でモニターを見ない!同情はいらねえ!
 
 
 
 韓国の小さな島の理髪店のお話でした。ただそれは戦時下で。
 足が悪い長女、冬子(お店の手伝い)
 教師である次女、秋子。
 歌手を目指す三女、夏子。
 教員になりたかった四女、春子。
 
 冬子が求婚を断り続けていたのは、彼の愛ではない、同情や負い目がちゃんと見えていたからだろうなと思いました。
 秋子は・・・すごいなあ…いろんなものに板挟みだったのを力技でひっくり返した感じか。
 夏子は真のムードメーカーだった。重苦しい空気をたった一言で明るく変えてしまう素敵な人だった。
 春子はずっと明るい未来の話をしてた。だからきっと末っ子が「春」子だったのだ。

 
 みんなが言う「戦争が終わったら…」というささやかな願いが胸にしみる。
 個人的には終戦後に誰に看取られることもなく秋に静かに逝ってしまったあの子がせつない。
自分の春はもう来ないということに絶望したのだったら本当に哀れだ。

 そして麻美さんは本当にすごいなあ・・・(再確認)。
 長女役の西田さんは・・・美人だ…あの足で動き回るのすっごい大変だったろうなあ。すごい。
 次女役の臼田さんはなんかこう、私の目から見ても若い先生、って感じ…(伝われ)
 三女役の村川さんはスタイルが良くって芸達者で素敵でした。
 四女役の伊藤さんはすごいな。めちゃ小さな人なんだなあ。そんでものすごく良い声をしていると思う。声だけで喜怒哀楽が表現できちゃう。すごい人…私はすごい人を観たのでは?

 総括としては…なんだろう、主軸はすごく重たいのに、吉本新喜劇のシリアス版みたいな感じだった(伝わらない)。笑いの絶えない感じ。主軸の重さを吹っ飛ばすためにはあのくらい振り切れた笑いでないとダメだったのだろうなと思う。

 
 
 個人的には、冬子さんの手をつかんで
「冬ちゃんはそれでいいの?」って言っちゃう萬石さん(森田さん)に、どの口が言うか!でも好き!てなった。
 あと、抱っこしている赤ちゃんの頭を支える手のぎこちなさ・・・すき(何でもいいのか)
 
 地図の説明で、一日目にはなかった
「この辺が北九州」って入れてくれたのが嬉しい。

 良い舞台でした。
 個人的にはパンフレットでまたブエノスアイレス熱がちょっと上がってます(笑)

2017年12月、岡田さんの結婚報告を受けての個人的な感想を述べてた。

 えー本当なら「すべての四月のために」を観てきたのでそれを書くところなんですけど、ど深夜に帰宅してネットニュースでオカダさんの結婚を知ったのでそっちについて書く。あはは知るの遅いぞ私ー。
 しかも翌朝は、知人の方(奇しくも岡田さんとも関係がある方だ)が亡くなった話で家族中がそれ一色、悼む空気で話題が完全に流れた。
 


 ただあれだ、次は多分・・・だろうなあと思っていたので
(だってあれですよ、普段会わない親戚の話してた。長野さんのときもそうだった久々に会った親戚の話してた…たまたまかもしれないけども)
 そんなにショックは受けない。ただちょっと早いなとは思うし(長野さんから1年しかたってないという意味で)、このタイミングにムッとはした。


 いろいろとタイミング最悪じゃない?
 

 森田さんは22日~24日まで舞台公演で、それを観に来てた人の中には心穏やかでなく、舞台にうまく集中できなかった人が絶対いたと思っているし、
 そのことにきっと森田さんだって気づいているだろうし、

 配送業務がこの年末年始パンクしそうだっつってるだろ、その年末だよ今、って思うし、

 クリスマスイブに何も知らずに赤い封筒が届いて、クリスマスカードかなってわくわくで開封したファンの人たちの気持ちを考えたら岡田さん推しでない私だって胸が痛むわ!

  
 多分イブに入籍したかったからどうしてもこのタイミングだったのだろうとは思うけど、
 オカダさんはあまりにも「アイドル」としての自分を軽んじていないかなあ。
 ファンをどんな人たちだと考えているんだろう。

 イノハラさんの結婚のとき何も学ばなかったのか。
 ナガノさんの結婚のとき何も学ばなかったのか。
 学んだ結果これなの?と思ってムッとする。

 

 ナガノさんのときとは多分明らかに違った風が吹く。
 大きな風でないことをブイファンとしては祈るばかりだ。

2017年11月、映画「ドリーム」を観ていた。この年のマイベスト映画。

 免許の更新に行き、その足で映画を観に行きました。「ドリーム」。

 まずは免許更新。全部で4~50分ほどで更新できたのですが、免許更新センターまでが遠いのなんのって。最寄の更新センターのはずなのに、片道の時間と更新の時間が大体同じってどういうこと!
 そして免許の写真写りに愕然とする。わたし、すげえ痩せたな…!(痩せやすい体質)

 なんか…なんかカロリー高いやつ食べよう。

 映画は面白かった。
 これがたった60年前のアメリカかと驚く。すげえな、差別がものすごい。しかも露骨。
 こんな露骨な差別の嵐の中(それでもNASAだからあれですんでるんだろう、一般の企業とかもっとすごかったんだろうなと思うよ)血のにじむような努力をしたんだろうな、というのが映画から透けて見えて頭が下がる。

 誇り高く。気高く。

 そういう映画だった。観てよかった。おすすめだ。 

2017年11月、横山幸雄さんのリサイタルに行っていた。

 今日は仕事だったので今日ではないんだけども。


 ピアノを聴きにゆきました。横山幸雄ぴあのりさいたる。
 午前中が公開レッスンで、
 午後がリサイタルだったんだけども。

 まあそんなわけで丸一日がかりだったんだけども。


 いろいろすごかったー!

 公開レッスン。初めて観た。
 一般のピアノ相当上手な人と、プロの差ってこんなに「歴然と」あるんだな、と思った。
 音が違うよ!なんだこれ!モノクロと極彩色くらい違うよ!ところでここのホールのピアノめちゃイイ音だな!!

 なんつうのかな、横山先生、
 最終的にはやっぱりテクニックの差ってことになるんだろうけど、抜群の音のコントロール力だなと思いました。一音一音計算されていて、きちんと計算通りに弾けるってとこがすごい。
 
 ピアノのことを、生徒さんたちに「これからもお勉強してください」って仰っているのを聞いて、
 ああ、この人にとっては「ピアノはお勉強」なんだな、と思った。一生学び続けて行かねばならないもの、みたいな感じか。まじめだ…(←こら)。

 午後はリサイタル。アンコール込みで二時間。
 ショパンがすごかった。
 「超好みー好きー!」って感じではない。そんなにあく強くない。(あくの強い演奏が好きだという奇天烈な人間なのですすみません)

 けど感動した。パワープレイじゃない、断じてないのに、パワフルで大層美しい、流れるようなショパンだった。

 本当に美しいものは感動するよねホントね…まばたき忘れた…涙出る・・・
 幻想曲(Op.49)、ポロネーズ「英雄」(Op.53) は、本人(飄々としているので表情からは全く何がなにやら読めない)も好きな曲なんじゃないかなと勝手に思った。

 
 この人写真映り(うっかりアンケートに書いてしまったくらい悪い)と喋り方(まじめすぎ)と無表情(ピアノへの情熱が伝わらない)で、めちゃ損してるなーと思いました。…三重苦だ。

 またお近くにお寄りの際にはリサイタルしてください。行くからー!